心の体操

 今朝のfbより―
〔川口幸宏〕 「漢字で書くとネコは獣篇が付いているのに、イヌはなぜ付いていないのだろう」
愚にもつかないことを考えた。「猫 対 犬」 表記上、どうも座りが悪いのだ。ケモノ篇が付くイヌがあるのだし。狗ね。「猫 対 狗」 だと据わりがよい。累を他に及ぼし、狗対猿。 やっぱり据わりがよい。犬対猿だと、猿だけが凶暴に思える。
朝からすみません。
二見 伸吾 なるほど〜
川口 幸宏 ヤフーの知恵袋で「(犭に犬)(ぎん)とはどういう意味でしょうか?」という問いのベストアンサーになっている回答が、「(犭に犬)」(ぎん)と「犹」(ゆう)とが同一視されている。こんなの、バッドアンサーだと思うけどなあ。
山田 伊知朗 戦後の当用漢字は、いろいろ問題があるようですね。
例えば、氣→気。障碍→障害も、大きな問題。
何か作為的な臭いもしますが…。
川口 幸宏 山田さん、おっしゃる通りですね。日本文化論として、きちんと考えて貰いたいものです。やたら復古への情緒煽りではなく。
川口 幸宏 編集者から見解が寄せられた: 「犬は犬全般、狗は小さな犬を本来指す漢字のようです。狗対猿だと、小さい犬が巨大な猿に吠えているとも。ネコもイヌも音がおもしろいですね。」 うーん。天狗はどうなるんじゃ。神社の阿吽像に使われる狗は、結構大きいぞ。 なんて、うじうじ・・。
川口 幸宏 「ネコもイヌも音がおもしろい」という某編集者氏。直接お話を伺いたいが、逃げられた。で、ぼくなりに、フランス語の「音」を例にして考えた。イヌはシアン(chien)、ネコはシャ(chat)。前者は我が国でいうワンッ(イヌの吠え声)、後者はシャーッ(ネコの威嚇)。確かに、フランス語に置き換え、それを我が国の擬音で表記すると、おもしろい。が・・・