みんなまとめて、ハッピー♪

 タイトルの言う「みんな」とは、ぼくの、心身すべて、という意味ですぞ。
 今朝の散歩リハビリ:
 7:10分出発→南柏駅→松ヶ丘野馬土手→南柏駅→今谷上町鎮守様お詣り→帰着9:30 7700歩
 南柏駅国道6号線方面に出て駅前の駅周辺案内図をしかと眺めた。先日行った松ヶ丘野馬土手の他に確かあったはずだと記憶を引っ張り出し、案内で確かめたのだ。

 ある、ある!案内図で言うと、国道6号線の向こう側、右の方の緑地帯に「野馬土手」と書かれているではないか。そこを目指すことに決めた。6号線の横断歩道を渡り柏方面に少し歩くと「南柏1丁目」辻の行き当たりが緑の雑木林だ。うん、あれが野馬土手だな。

 雑木林の中に入ると、平地に秩序正しく松やら欅やらの木が植わっているだけで、一昨日歩いた「くりの木幼稚園」の子どもの遊び広場と同等に思われた。これがもう少し大きくなると、松戸の21世紀の森公園か。「豊四季第一緑地」との看板が立っていた。少し気落ちしながら、まあ、朝の散歩で木々の間をゆったりと歩くのもいいものだと思い直し、林の奥に進んでいった。
 以下、ぼくを驚喜させ、脚の不自由さは乗り越えてなんぼのものだ!という勇気を奮い立たせ、実行に移させしめた野馬土手のV字溝跡すなわち堀跡歩きによって活写したシーンを、掲示する。




 なお、低い方の土手、すなわちかつては牧場を区切っていた方の土手は、この地域の人々の散歩コースとされている。今日は犬のお散歩のおじさんと遭遇した。「こんにちは。」と声かけをしたが、無言でにらみつけられた。イヤーねぇ。

 これが一体何なのか、ぼくは偶然に知識を得たから知っているが、そのような機会を持たない人々にとって、けったいな雑木林だろう。案内板があった。この緑地帯は流山市柏市との境を為すもので、両市の共同管理となっている。

 よく見ると、「野間土手」となっている。この看板では、「野馬土手」に思いを寄せる人は皆無だろう。「へー、野間さんという人が作ったんだね、この土手」。社会科教材になり得ない。残念な掲示だ。保存に努めなさい、だけが強調されることになる。
 大満足して帰路に着いた。いつもだと右脚の痛みに苦しむのだが、今日は痛みが少ない。不自由な左脚は、やはり、疲れが出たようではある。
 もう一つ、今日の冒険がある。それは、階段の上り下りだ。手すりと杖を頼りにはしたが、右、左、と交互に足を運んだ。膝ががくんと折れることもなく、また痛みもない。わーい。
☆反ナチのレジスタンス運動を組織し、囚われの身になったボーリス・ヴィルデは、獄中生活のさまざまな苦しみの下でも、自身を保つ術を持った。1942年1月16日の妻に宛てた手紙の中で、彼がその思いを綴り、書きとめ始めたことを明らかにしている。「少しずつ、ぼくは習慣とある程度の楽しみを身につけてきている。それは日記を始めたことだよ。」 ヴィルデに倣え!手足の不自由さを嘆くのではなく、不自由な中に「自分」を確認することだ。「できないこと」を恨むのではなく、「できること」の発見・確認を喜べ、今日の野馬土手探索のように。