2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

迷歩のお薦めはできないだろうな

昨年数回僕の研究室で談笑をしたことがあるN大のK君が、2月に入ったら1週間ほどの日程でフランス+ベルギーに仲間と修学旅行をしようと考えている、ついては「フランスに詳しい」という僕から、行ったら良いところ、食べ物の薦めをして欲しい、とメール…

病は明けないが・・・

6日ぶりのブログ。高熱に襲われダウン。昨日は「晴時々めまい」というメールを「今日の健康観察挨拶」でお送りしたのだけれど、今日はどうしても出校せざるを得ない要件があったので、のそりふらふらとやってきた。いつもは1時間半のルートだけれど、今日は2…

記録を逸した旅

書架整理中に顔を出した資料類を眺めていて、ああ、ここ行ったね−、と感慨にふける第2日。今日は2001年早春の南フランス・アルルの旅に関わって。 当時、南フランス、ニース近郊のフレネ学校参観などフレネ教育史を研究していたこともあり、ガイド・通訳の任…

開始!

書棚の本を箱に収納する作業を開始した。といっても本格的には夏以降になるのだけれど、今日は、行き先が明確な資料・書籍でぼく自身が来年度授業で「実物提示」などすることのないもの。 今日収納したのは本棚2段分。一つはフレネ学校の文集『les pionniers…

筏師哀歌

「仕事歌」というジャンルが確かにあった。それが人々を繋ぐ絆でもあった。主として第一次産業、第二次産業地帯。「都市化」「近代化」が失っていったものは「仕事歌」。具体によって人々が繋がるこの紐帯は強い。拘束性すら持つ。だから、「近代化この良きも…

源流に遡る

何年前の番組だったか、セーヌ川の源流を訪ねる記録が放映された。パリで見るセーヌ川がなんで「あんなに汚い」のか、という疑問を解くに格好の内容だった、とは言いがたいけれど、ブルゴーニュ地方ののどかな農村風景もあわせて堪能することができて喜んだ…

映画鑑賞

Tedを観た。10月にクラムシーに行った時、日本航空便(国際線)内で観賞したものだったが、改めて映画館スクリーンで観た。友人が誰一人としていない少年がクリスマスプレゼントにもらったテディーベアに人間の命が吹き込まれた。少年が成長するにつれてテデ…

一日遅れの誕生祝いとその席でのこと

日中はフランス語と悪戦苦闘。クラムシーよりさらに奥地へと地理は進む。まったく知識がないので地名らしきものが出てきてもすぐに確定できず。googleなどを当てにするとよいとのお知恵を貴婦人からいただき、とても有り難かった。 夜、一日遅れの、細君の誕…

一人ぽつねんと。すること無し

今日一日、本当に何もせず、過ごした。日中に風呂をたてて入った。「熱いお湯は危険です。」との高齢者向け警告にたまには従ってみようか。ぬるめにした。「肩を出してゆったりと浸かっていると汗が出てきます。」とあるので、汗が出るまでとにかく湯船に浸…

薬膳スッポン鍋

待ちに待ったスッポンを食する会開催。神田・竹苑にて。このお店は上海蟹をいただく店だけれど、今日は薬膳スッポン鍋を、いつものメンバーでいただいた。ぼくにはなかなか感じられなかった感覚だが、「指先まで温かくなるのよ。」と言われる。ぼくもそのう…

混乱

「筏流し」という日本語は他の日本語に置き換えるとどういう表現になるのだろうか? ぼくが今読み進めているフランス語文献では、「筏流し」という訳語を当てはめるフランス語原語は、écoulageとflottageとである。もっと読み込めばさらに出てくるかもしれな…

「筏師」調査研究

〔薪材で作る筏を発明したとの伝説のあるジャン・ルーヴ胸像〕 セガンの生誕の地フランス共和国クラムシー市は、21世紀の足音が聞こえ始めた頃、「筏師」に関する発掘調査結果を次々と公刊した。なぜ、そうなのか?という問いを持っていたのだが、今日、"L'é…

武装

武器を持って何かをするというのではなく、雪国でない人間が「大雪」に見舞われた翌朝の出勤の出で立ち。貴婦人からは「お帽子と手袋が必需品なのよ。」とご注意をいただき、ツルッツルは頭の輝きだけにすべく、足下を確保し、万が一ひっくり返った際のダメ…

なかなか薪材はクラムシーに行き着かない

16世紀から20世紀までフランスの産業文化の一つをになったペチカ用の薪材の生産・流通で、もっとも知られているのが、フランス中部地方クラムシーを起点とした「薪材で作る筏流し」である。この「筏」を運航するのが「筏師」。独特の衣装風貌はかつて絵葉書…

用語集&Sさんへの手紙&ほのぼの

○「筏師」を理解するために、用語集作成に着手。一体どれほどの「用語」が登場するのだろう。がんばりましょう。Beuveron (le) ブヴロン川 / Clamecy クラムシー / Cravant クラヴァン / Cure (la) キュール川 / Flot (le) フロ川 / Moran (le) モルヴ…

貰われていく

〇パリから喜ばしい情報。年末に学会発表をしたとのこと。その成果は書籍となるそうだ。着実に頑張っているようでうれしいこと。体調に配意してほしいけど。次は祝い画像。 こちらでは「道明寺」と呼ぶとか。ぼくの故郷では「桜餅」。 〇『世界教育史大系』…

貰われていく

〇院生のN君が来室。研究室書架から10冊程度抜いていった。ソシュール、デューイ、自他認識、日本中世史関係等。 〇玉川大学出版部版『フレーベル全集』(全3巻)嫁ぎ先決まった。 〇A君、ジャーナリズム関係の作文教室の受講生に合格したとの知らせ。第一…

続 すばらしさと・・・・と

教室内人員60名程度。一人ひとりと対話が可能かと思われるクラスだ。これでこそ「対話型教育」のキャッチコピーが生きる授業となる。 〇夜は久しぶりに「男子会」。一つ大学論をぶとうか。

すばらしさと・・・・と

「生徒指導の研究C」、授業内試験。試験といっても授業内レポート。課題はすでに言ってある。学期中から素晴らしいなあと思っていた学生たちはやっぱりレポートも素晴らしい。困った奴らだなと思っていた学生たちはやっぱりレポートも困ったものだ。この落差…

無念無想と残念無念との間における無念の相違についての無考察

今日は早朝から資源ゴミの立ち番。6時半には全て準備を整え7時には笑顔で立ち番を開始する。この前半のために、昨夜は寝たり起きたり。極度の緊張を伴うと夜あまり寝られない性分。念のために昨夜就寝を早め、細君には6時半前には起こして下さいね、と頼んで…

お遊び、からかい

あと1年余後の退職を意識し、研究室の書棚をつらつらと眺める。大学教育生活を明かす史資料、研究者自立を求めた足跡を明かす史資料、研究転換試行の史資料、研究発展の史資料、研究深化の史資料その他関連いろいろ史資料。どれもこれもぼくを説明するもの…

度量衡「改革」

中近世から近代初期にかけての産業文化であるフランス中東部の「薪材で作る筏」は、時々の「産業革命」と無縁であったわけではない。むしろ直接波をかぶったというべきだろう。このことに気づいたのは2003年、「清水先生と行くルソー、セガン、21世紀平和への…

研究室にて

朝から研究室にて「よしなしことを」(「よしな、しごとを」ではない!)進めたけれど、まだ気が乗らない。従って終わっていない。来週に持ち越しとなる。 ☆ 帰宅時、偶然細君の帰宅と出会った。 「夕食、外で食べていきます?」「そうね。」「じゃあ、にえ…

日本橋七福神めぐり

「恒例の初詣はどこにしましょうか?」「おまかせします。」 というわけで、典型的日本人男性として、つまり、主体性を欠落し、あなた任せで歩いて一人前以上にぶーたれる、恒例の初詣行事は、貴婦人の提案で、日本橋七福神めぐりとなった。とにかく行ったこ…

学習はじめ?

今日一日リビングにて過ごす。テレビを見ない生活に慣れてしまったのか、することが無くて暇を感じていても、テレビを見ようと思わなかった。新聞も穴が空くほど見つめるほどには情報に魅力を感じない。 ・・ということで、「筏師」の学習、というより、史料…

「年始回り」

正月2日は「年始回り」が恒例であった。ぼくはこちらに親戚を持たないので、もっぱら細君の親戚を「年始回り」した。しかし、ここ10年は「年始回り」をしていない。細君の実家にご挨拶に伺う。そこで、細君の弟親子と年始の挨拶を交わす。それでおしまい。簡…

謹賀新年

本ブログ愛読者のみなさま、明けましておめでとうございます。本年もずぼら日記をよろしくお願い致します。 今日は終日居室ならぬリビングで過ごした。ネコたちの生態もよく分かる。 ミミ(別名チョキ)、アフォ(別名アホ)、チビクロ(別名ヤマモトさん)…