2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

続々オーソドックスとは何ぞや―ヴァガボン漂流記

清水寛先生から大学院生時代に厳しくご指導いただいたことに尽きるのですが、「先人の歩いた道を重ね歩き、新たな道を見出す」ということ。先の方は比較的可能なことですが、後者の方は思うようにはまいりません。ですが、先人とは違った目線で見る、違った…

続オーソドックスとは何ぞや―古書店プラスαの話

私のフィールドワークはすべて古書店探しから始まる。古書店は地図に書かれていないからまさに当てずっぽうだが、古書店を探し歩く途中でその土地の、その地域の概要−産業、文化、歴史等々−を掴むことができまる。稀にではあるが、土地の親切なマダムやムッ…

オーソドックスとは何ぞや

懐かしい人から懐かしいメールが届いた。メール時代ではなく手紙時代であったなら、「華のような便り」と表現したいところである。 その華のお便りの中に「先生のフィールドワークはオーソドックスではないから」と綴られていた。それは否定すべき表現として…

「台帳」ってなんだ?

今週は「自己評価」週。学生の評価を受けて授業改善につなげる、というのが「建前」。同僚が「学長が自己評価システムを導入すると決めた時から、我が学習院は死んだ。」とつぶやいていたが、ぼくのような「外様人間は」不平不満があろうとも、「にこにこ」と応じる…

これが仕事なのだけど…

6時起床。7時半自宅を出る。それまでは今週の授業の準備。9時研究室到着。今日一日のスケジュール確認、授業準備。10時30分、教育基礎の教室へ。10時40分授業開始。前時の復習として「往来物」に関する資料と説明。個々の生活に応じた学びの広がりはいったい私…

御礼と主張―HPご訪問の皆様へ

我がHPを訪問下さって、ありがとうございます。 本日は、ほんの数秒―少ない方の数秒―を続けて10回ほども訪問下さった方、恐らくページをあれこれ捲られたのだと思いますが、お気に召すのがまったくございませんようですね。痕跡にはdaishodaiの文字が残され…

とりあえず・・・・

校務は何とか期限に間に合った。お願いだから「やり直し」などと言わないで下さい。 フランス語も一区切りついた。細かな点検はまだまだ必要だろうけれど。 今日は、寒い。これじゃ、体調壊します。 仕事のあとの心象風景をば。チト、季節外れではありますが。…

体調を整えて「いざ、出陣!」・・・

どうしても月内に仕上げなければならない校務がある。エクセルで作成された大量のデータ表から何が読み取れるかという処理だ。ぼくの研究生活そのものでは無関係の作業だから、データ表を見るだけで、頭が痛くなる。当然、眺めているだけで、脳内は空っぽの…

だから先行研究の批判を具体的に綴らないのだ

体が少々元気になったとたん、むくむくと、ある怒りがこみ上げてきた。新たに思考する必要がないことなので、きっと、すらすらとキータッチは流れるがごとく進むことでしょう。 大学院生時代、先輩から、「先行研究批判を必ずやりなさい。それが自身の研究の…

朝食

とにかく汁物をたくさんいただいて汗を一杯かきます。汁物には玉葱一個、ジャガイモ一個、蒲鉾、それに生卵一個。わっしわっし食べれば元気回復でしょう。 いただきます。 鶴猫荘日記に「眼光鋭いアオサギ」写真をアップ。

鶴、ダウン

やっとブログを書く気力がほんの少し出てきた、このまま大汗をかいて体調を整えたい。 3限の授業を終えて研究室に戻ろうとすると、めまいがする。困ったナー。帰るに帰れない。研究室のソファーに倒れ込み、眠ろうとするが眠れない。 パリのホテルの確認を何…

「特別授業を受けています。」

6時起床。頭が働かず、学習は棚上げ。ぼけーと時を過ごし、7時過ぎ自宅を出て研究室へ。メールの処理と授業準備。今日の「教育基礎」は、「セガン」と「寺子屋」。 「寺子」の意味を尋ねるが、全員答えず。しかし、「寺子」の字は、昨日のクラスと違い、全員…

自主ゼミ

4限「道徳教育の研究」はグループ活動が佳境に入る。しかし、指導者(=学生)の内面と教えたいこととが結びつかないグループが幾つかあり、ゲストスピーカーを誰にするかを決めたから後のグループ活動の方向が見えない、との申し出があった。黙って活動を停止…

「態度、悪くないっスか」

6時起床、6時半自宅を出て研究室へ。メールの処理の後、「教育基礎」の授業準備と6月いっぱいの校務を手がけ始める。これは目が回るような書類。当分続くことになる。 「教育基礎」 前時までの復習の後、「寺子屋」について図版を用いた3人一組のグループ学…

目が回る一日日記

午前6時起床。ゴミをステーションに出した後、洗顔。少し頭がすっきりしたところでフランス語。気がつくと8時少し前。メールを送信し、慌てて自宅を出る。 柏に出て市役所出張所へ。住民票を取るため。身分を証明するものとして健康保険証を携えていったが、…

(旧作)オヤジ日記

☆ 今日は「父の日」だと、世間では大騒ぎといっても過剰表現ではないコマーシャリズムに溢れている。「母の日」があって「父の日」がないとはジェンダー問題だ、などと問題にした結果というわけではあるまい。その依って立つところは、アイデンティティ喪失状態が…

躍動―凡人は筆を選びたい

高級一眼レフを三脚に据えて時をじっと待ちシャッターを押す。その時にはすでに、印画紙に映されるアオサギの姿が決まっている…・こんな芸術活動を夢見つつ、いつも手にするのはほど遠い代物。今回はSONY Cyber-shot DSC-HX1 光学20倍ズーム。楽天で3万円前…

徳島はサギに惚れたのだ

帰路の飛行機までには時間がある。どこをどう巡ろうか。吉野川縁散策も大いに興趣そそられる。雨上がりの空を眺めながら行き方に思い巡らせていると、大空を舞う鳥影一つ ― あれは、アオサギではないか! アオサギの飛びゆく方を見れば、こんもりと茂った森…

これで350円

昨日の讃岐うどんのうまさが忘れられず、今日も昼はうどんを食した。ただし別の店。セルフサービスで、というから、上野駅構内のあの店と同じやり方だろうと思って、暖簾をくぐった。昨日の店と違うのはえらく活気づいていること、真っ昼間から缶ビールをあ…

徳島便り その三

朝食は生卵あるいは5分ボイルエッグ(伝統的日本語表現では半熟卵とも言うな。だけど、まるで卵そのものが成熟しきっていないという風にも取れるから、カタカナで言うようになったんかいな)を味噌汁に落としていただくと固く決めて、調理品の並ぶところに…

徳島便り番外3 「笑って」「笑えるぅ」

外は雨。ホテルの部屋で一人芝居をやっております。 「それでさあ、夕食、どうするの?」 「おいしい竹輪8本入りを半分食べたでしょ?」 「えっとね、今日ね、ご飯粒、食べてないでしょ?」 「おいしい芋餅、食べたでしょ?4個も。」 「だってさあ、ご飯粒…

徳島便り番外1 遅い昼食は、うどん

雨があまり降っていなければ徒歩で実習校まで行くつもりでいたが、結構な降りになり、「小型個人タクシー」に乗車。料金は安いはずだし、親切だし、というのが目論みであったが。乗車して目的の学校名を告げる。 「小学校?」 「中学校です。」 「どこにあん…

徳島便り番外2 これがおいしい竹輪

しかし、寂れつつある商店街ー事実、「本日閉店!」の店があった。そしてそのうたい文句は、浅草橋横の常時「本日閉店!」とはまったく趣が違っているーには八百屋、スーパー、土産屋などはなく、ぼくの夜の食事のあてがつかない。さてどうしようか・・・。 …

徳島便り その二

「徳島にはね、竹が挿してあるチクワがあるんですって。」 昨夜の食事をどうしようかと駅地下のささやかな商店街をぶらぶらしながら、貴婦人にメールでお知恵拝借をお願いしたら、こんな返信メールが届きました。チクワは漢字表記で竹輪。竹の周りにカマボコ…

徳島便り その一

徳島駅ビルのホテルに投宿。部屋から駅前を携帯で写しました。 あまり馴染みのない土地だけれど、はて、確かに見覚えがあるのは何故。答えが見つからないまま、明日の準備のため、地元テレビで情報を集めていたところ、牟岐の文字。一昨昨年、高知と徳島との…

筑波に行く

朝7時前に自宅を出て研究室へ。メール作業をし9時半には研究室を出て筑波へ。北千住からつくばエキスプレスで終点まで。駅舎の外に出ると、まさしく規格品都市区画。同じく人工都市であるパリとはまるで違う。不揃いの建築物が落ち着かない。ぶつぶつぶつ、…

「神器」の忘れ物

しんき、でもなく、しんぎ、でもなく、じんき、でもなく、じんぎ。近代教育だと「教室、教師、教科書、黒板」。そう、学習者は仲間に入れて貰えない。なんたって、「取り入れさせていただく」客体だから。d それを忘れた?そう、明日からの教育実習参観指導は…

教育実習参観指導

14日から教育実習参観指導が始まる。といっても、今年度は担当校が少なく、2校のみ。筑波と徳島。沖縄も担当となっていたが当該校から、今年は参観指導は不要、と連絡があった。筑波には筑波エキスプレスに乗る。ほとんど利用したことのない路線。徳島は飛…

セガン教具

これまでブルヌヴィルによって描かれた図版のすべてプラス・アルファがセガン教具だと思い込んできた。清水寛編著『知的障害教育・福祉の源流―研究と大学教育の実践』(日本図書センター、2004年)の資料編に、清水先生から依頼されて作業したマーブル・タル…

心配ご無用ってこと

少々心配をしていた某人が少しも心配でないことが分かった。要らぬ気遣い。要はエゴイストであると判明。そうと分かると腹も立つ。利用するだけ利用しなきゃ、生きていけないのよ、そんな声が聞こえてきた。まあ、そうやって、世の中を進んでいきなさいね。