2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

クロード・ティリエ

朝から「いかだ師」の史料探索および読み込み。今日の焦点は何といってもクロード・ティリエ。彼のおかげで「いかだ師」の別のイメージも持つことになりそうだ。クロード・ティリエについて、2005年3月4日の日記に次のように綴っていた。 「午後4時頃、クラムシ…

「最後の」会議

午後から「教育学科開設準備会議」(第4回)。いよいよ教育学科が発足する。これまで準備過程で多大な任務を背負って下さった同僚たちにご苦労様と申し上げる。「教育学科」が発足することによって、我が教職課程の組織体制もかなり変わることになる。ぼくにと…

会議の隙間を縫って

*教育学科開設準備室の事務をお願いしていた貴婦人さんが今日で契約切れ。4月からもお越しいただくようだが、今度は教育学科開設準備室はなくなるので、どんな仕事をお願いするのやら。とりあえず、この2年間、ご苦労様でした。 *教職課程委員会、学部教授…

ナポレオンのクーデターに抗したクラムシー

今日は1851年末のナポレオンのクーデターへの「反乱」に関わるクラムシー、いかだ師の史資料収集。数点入手。なかでも、"Histoire des Conseils de Guerre de 1852 ou ・・・ "(1869年刊行)がかなり有効である。巻末に数点の裁判記録が載せられている。「…

研究の道標になるか

2009年6月初旬だったと思うが、クラムシー市役所前広場に面したところに古道具屋があった。「セガン」を象徴するような古道具があるだろうか、「いかだ師」に関するものがあるだろうかと思い、店内を覗いた。パリの古道具屋や古書店とは違い、さすがに地元、…

「筏師は何を食べたのだろう」

クラムシーを発しパリに向かった薪材いかだ。到着まで8日ほど掛かったという。いかだの上には休憩をするための簡易な小屋があつらえられていた。そこまでは残されている絵などを見ればわかる。ときどきはport(港)に立ち寄っていたことも推測されるのだが、…

大寝坊兼怠け者

夕べ寝付きが悪かったのが効いたか、それとも日中の少しの肉体酷使が効いたのか、目覚めたら9時!!ゴミ出しもできず。 出校し、あれもこれもと思ったけれど、結局何もできず。どうも、スタートダッシュができない。若い頃から、原稿を書き始めてもなかなか…

「引っ越し」

大学人最後の、というより教師生活最後の一年間を緊張感を持って送るために家庭内引っ越しをした。ぼくの狭い狭い書斎空間「北の狭ん所」へ。「いかだ師」研究のための書籍類を目の前に並べ、これもまた緊張感を伴って生活できる。

「きこり」考のために (2)

Boisierは森の放浪者(季節労働者)である。 「森の人たち」とモルビアン人は言う。(モルビアンとはフランス北西部の県名) 彼らは気性が荒いと見なされている。彼らは農民と深い関わりがある。つまり農民は、森の人たちが農民の穀物や家畜をこっそりと盗る…

きこり考のために

FBへの今日の投書:今日は、森林労働者について多少調べ物。日本のそれではなくフランスの中近世。季節労働者故、森林周辺の農民たちから畑を荒らす厄介者としてみなされていたようだ。人々の間で言い伝えられてきた「妖怪」にもたとえられて。その森林労働…

出版の可能性

★有りがたい話1:某出版社編集者よりメールがあり、ぼくの「いかだ師研究」を出版する意義があると編集企画会議で確認されたとのこと。会社としての最終決定は4月に入ってから。有りがたすぎる話だ。さあ、頑張るぞ。こういう時には「頑張る」という言葉がど…

韓国行き

4月25日から27日の二泊三日。慶州が主目的地。 卒業式。貸衣装盛装が極端に多くなったな。

送別会

今夕は2年間務めた我が教職課程の副手の送別会。どうも会場がぼくの性に合わない。「完全個室」なんてうたい文句だけれど、確かに間仕切りはあるので占有空間にはなっているが、養鶏ゲージのように感じた。要するに身動きが取れない。イスもテーブルも極小サ…

記念日夕食会断念

すさまじい風と夜雨予報により、結婚記念日食事会を断念。「また、近いうちに、食べに行きましょう。」となった。 「いかだ師」少し進める。一つは文献一覧作成を手がけ始めたこと。二つはフランス語辞書により丹念に言葉と文章の意味を探る。 ぼくは、次の…

筏師哀歌」の訳大改訂

本年1月23日にアップした「筏師哀歌」は、事実そのものを理解しないおおうつけな「作品」である。しかしひどいモノだな。というわけで、これから何度も改訂作業を行うことになるけれど、今日の到達は以下。 ☆ クラムシーとパリを行ったり来たり 巨大ないかだ…

史料の発見

お昼前からフランス国立図書館データサービスとつなぎ、「いかだ師」関係の史料検索。数多く新史料と出会ったけれど、なかんずく、いかだ師シャンソン、いかだ師の権利と義務とを定めた法律を集めた資料の発見は胸が高まるものを覚えた。シャンソンは早速訳…

旅の計画

春。韓国に行く。向こうの方と連絡が取れそうだ。相も変わらず慶州を企画。楽しい旅を創ろう。 今日は会議が連続したあと夜、文学部送別会ならびに歓迎会。教授・助教・副手の送別、助教・副手の歓迎。ぼくは来年の予習を兼ねる。うーん。 現在進めている研…

アホな頭に鞭を入れましょう

「いかだ」にあてはまる漢字が「筏」と「桴」とがあることに、気づく。何を今さら、と言わなければならないほどの自身の無知振りにあきれ果てた。ぼくが今進めようとしている「薪材で造るいかだ流し」研究?は「桴」でなければならないのだ。つまり「薪材桴…

強風下

自然もそう、人生もそう。そんな苦しみの声を今日も聞く。どうにも力になれない自分自身を恥じる。

人力車で浅草歴史散歩

お昼前に浅草に出かけ、ゆったりと過ごした。初めて人力車に乗り光景をカメラに収めようと試みたが、ぼくにはそういう技はできないとすぐに諦め、ひたすら肉眼で景色を楽しんだ。添田知道の筆塚を「発見」したおり、自分の生き方をつかみかねて悶々ダラダラ…

ありがとう

N君からメールが届き、主任宛に「嘆願書」を出してくれたとのこと。ぼくの「最終講義」を学生の力で開きたいので、会場を借りるなどのご助力をいただきたい、との主旨。ぼくは、非公式に、すでに「最終講義」を行う意志がない旨を申し入れていたが、自主ゼ…

執筆開始

終日自宅。「クラムシー」ガイドに一区切りをつけ、今日から「筏流し」のガイドブック作成に着手。今日は「概念」等についての紹介記事。写真によるガイドは明日以降になる。

「始動プロジェクト」会議

午後2時から、来年度つまり4月から発足する「教育学科」専任教員がほぼ全員集まり、新学年をどう向かえ、どう具体的に運用するかを、協議。といっても、ぼくが何を具体的にどうするかは、退職前年ということから、当然のことから何もない。配布用資料の誤り…

メインはゼミ・フィナーレ

◎校務は会議(教授会)。年度末故、様々な議題が続く。 ◎ガイド・ブックの大改訂を開始。既成のガイドブックの翻訳版のようなものとしてある今の手作りガイドブックを、ぼく自身が収集してきた絵葉書、ぼく自身が理解してきた史実を主体として作成し直し、既…

ガイドブック余白ページに「コラム」

1ページ余白ができたので、次のような「コラム」を用意する。 〔コラム〕 クラムシーを描いた文学で私たちになじみがあるのがロマン・ロラン『コラ・ブルニヨン』である。中世期の老家具職人の四季折々の姿を綴ったものであるが、邦訳本の入手はかなり困難な…

付け眼鏡?

池袋東武5階の眼鏡売り場へ。 最近、目の疲れがひどすぎる。左目が相当見えなくなっている。かといって手術をするにはまだ早いと思われる、眼鏡調節で何とかしのごう。PC作業が多すぎることと、左目乱視がひどくなってきていることとに対応できるような眼鏡…

まあこんな日もあるわな、かな?

今日は研究室でガイドブック原稿を仕上げ、印刷をしようと思っていたが、思うようには事が運ばない。原稿データを一部送信し忘れたこと。自宅にあるものをわざわざ研究室で作り直す気力もない。とりあえず出来上がり分だけでもリライトし、印刷をしようとし…

終日クラムシーガイド作成作業

今日で何とか50ページを終えたい。史料のスキャナ取りを明日するため。クラムシーという町のガイドに続き、写真記録に残っている「筏づくり」のガイド作成に進みたい。 目が疲れます。

3度目のアホ

午前中、クラムシーガイド作成。 11時自宅を出、東京ペスタロッチ祭に向かう。「エミールだから神楽坂」。飯田橋で東西線に乗り換え神楽坂まで。身体のことを考えて地下鉄を選んだのだけれど、こんなに階段が多くて距離が長い乗り換えだっけ?これなら徒歩を…

クラムシーガイド作成開始

三冊のクラムシーガイドブックを参考にして、オリジナルなクラムシーガイドブックを作成することにした。 「筏師の里 クラムシー案内〜古い絵葉書で綴る〜」 ガイドブック作成にあって使用する文献: Henri RAMEAU, Clamecy naguère, 1982. Henri RAMEAU, Cl…