クラムシーガイド作成開始

 三冊のクラムシーガイドブックを参考にして、オリジナルなクラムシーガイドブックを作成することにした。
「筏師の里 クラムシー案内〜古い絵葉書で綴る〜」
ガイドブック作成にあって使用する文献:
Henri RAMEAU, Clamecy naguère, 1982.
Henri RAMEAU, Clamecy son flottage, ses environs−au début du siècle, 1996
Les Nostalogiques du Temps Passé, Memoire en Images Clamecy, 2004
◎ 今日は古地図によるクラムシー紹介。
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まえがき
 ヨンヌ川とブヴロン川の合流点の高い山脚の高台にあるクラムシーという旧市街は、その起源を10世紀頃にヌヴェールの伯爵領主によって建造された城塞を持っている、そして最初の居住者たちはその近辺に住居を構えた。13世紀には、要塞の城壁が山脚の突端にめぐらされた。
 壁の外、つまり城郭街はすぐに形作られた。東にはパンテノール街。パンテノールは施療院の呼び名であるが、1147年のその創設に続いて、16世紀に、西、ブヴロンのはずれに要塞壁がつくられた。
 19世紀半ば以降、クラムシーは、駅舎で整備された北側を含んでいる。
 ほとんどが20世紀の初めの日付が付いている古い郵便葉書のおかげで、望めば、私たちは、サン=マルタン教会の厳かな塔に見下ろされ、長い間、薪炭の非常に大きな工場から発せられる独特の香りに包まれた、古い筏師の里をイメージで散歩することができよう。

汝が 美しき  ヨンヌ川
汝が 高き塔の エグリーズ(教会)
汝が 筏乗りの 古き村
 入りくむ路地に 気が逸り
 見いだす景色に 心が踊る
 誇り高き    汝が光景
 (アキユ・ミリヤンAchille MILLIEN原詩)