2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「いじめ」の「温床」はここにもある

私の授業論より。 「私は、「いじめ」は時間が解決してくれないと思います。被害者は、「きっと時間が解決してくれる」とは思っていないと思います。「次はどんないじめがあるのだろう、どうやって耐えればいいのだろう」と、そればかり考えていると思います…

黙々とタイピング

講義通信作成のタイピング作業。作業能率がグンと悪くなっている。グンとお年なんだなぁ。

銀・銅メダル

授業終了後、パラリンピック水泳で5位入賞、8位入賞、銀メダル・銅メダル獲得の日大文理学部のKくんをゲストに迎え、健闘を称え祝勝会を開いた。あわせて、理学部数学科のMくんの東京工業大学大学院合格のお祝いも開く。参加者はK、M両君の他、日大文理学部3…

2回り

秋学期始まって授業が2回りした。これで各クラスの基本(授業の意識づくり)は終わり、いよいよ明日から始まる各クラス毎に内容・方法を変えた「生徒指導の研究」の開始。基本の「学生を教材化する」ことは変わらないが、それぞれクラスを構成する学生の個性…

会議多忙

秋学期始まって第1回の教室会議と教授会。とくに教授会は議題がびっしり詰まっており、補聴器補填での参加であったため、今は頭がくらくら。 さあ、明日の生徒指導の研究はどのように進めようか。帰宅してから「戦略」を立てる。思春期の諸問題にぶつかり、…

忘れ物

授業の無い今日、研究室で一日掛かりで作業をしようと勢い込んできたが、肝心の作業データベースを自宅に置き忘れてきた。ぼけーっとしてすごそうか、それとも帰宅しようか、思案をして数時間。 Clamecyでの報告・フランス語タイトル Onézime-Édouard Séguin…

外は強い雨

クラムシーでの報告準備。しかし、外は強い雨脚、低い気温。これではクリーニングを取りに行くのはやめた方がいいな、などと思いつつ、外をじっと眺める。おお、「ながめせしまに」の風情だわさ。かの和歌は、わたしゃ色気がなくなってしもうたなー、という…

受刑人職業・肩書

1852年の海外植民地へ流刑となった「抵抗者」たちの「職業」調べの作業に入る。次のような職業が記録されている。ただし、フランス中部Allier県。 靴修理職人cordonnier 地主proproétaire 教師instituteur 織工tisserand 大工charpentier 前県書記ex-secréta…

・・・・・facebookに投稿した記事

朝の通勤ラッシュ時間帯をほんの少し過ぎたとある駅ホームの光景。 車待ち列規制線最前列で二人の男女がウンコ座りしてタバコをふかしている。二人の後ろには折りたたみ式のベビーカー。可愛い赤ちゃんが目をまん丸に開けてキョロキョロ、そしてそれをあやし…

「報告」最終原案

2012年10月28日 フランス共和国クラムシーにおけるセガン生誕200周年記念シンポジウム報告原稿 日本におけるOnézime-Édouard SÉGUIN 皆様、こんにちは。東洋の東端の国日本からやって参りました川口幸宏です。日本の首都・東京にある学習院大学という私立大…

「後に残される妻子を頼む」

Pascal DUPRAT, Les tables de proscription de Louis Bonaparte et de ses complices, 1852.を逐語的に読み進めている。1851年のクーデターに対するレジスタンスとは何であったのかを確かめるためである。レジスタンスはとりわけフランス中央部が激しく、従…

「筏師」が登場するのは「クラムシー郡」記事だけ

昨日検索したPascal DUPRAT, Les tables de proscription de Louis Bonaparte et de ses complices, 1852.は1851年12月のルイ・ナポレオンによるクーデターに対するレジスタンスへの弾圧を具体的に描きだした貴重な資料であるが−つまり、フランス近代史の記…

ナポレオンIII世とクラムシーの筏師

2003年の7月末、「清水寛先生と行くルソー、セガン、21世紀平和への旅」に参加するにあたって、クラムシー観光協会の案内パンフレットを訳出した際、ナポレオンIII世の「クーデター」に抵抗したクラムシーの人たの首謀者2名が絞首刑、かなり多くのものが「追…

会議

来年度及びそれ以降の具体的な方針立案のための会議。夜は懇親会。現状5人の組織が一挙に10人超となる。新しく同僚となる人が多い。多くの語り合いができたことがことの他嬉しい。

会食

夕刻より永田町の媛様と柏高島屋にて会食。紫陽花寺でお会いして以来のこと。お元気でした。キーワードは、憧れ、夢、願い、趣味。事実はそれらの言葉で纏めることが困難な心性の存在こそが「自分であることの存在証明」。楽しい時を過ごした。

連帯責任

うーん。考え込んでしまう概念。

筏と貨列に関する初期筏師年表

どうやら1840年代に「筏師」史を纏めようとする気運が高まっていたようだ。それは近代工業社会に突入する時代状況の中で、河川運業と「人力」とが乖離し始めたこと、つまり蒸気船が運航され始めたことと深く関わるのだろう。そうだとすると、先に紹介した古…

シンポジウム参加のための書類作成等

セガン・シンポジウム参加のための様々な手続きに着手。 ○飛行機チケット、パリの宿に関してはいつものようにトラベリンクに電話依頼。田中さんの応対振りが心地よい。 ○クラムシーの学芸協会長のルモアーヌさんにメール。通訳分の宿の確保依頼。 ○教授会に…

クラムシーにおけるセガン生誕200周年記念シンポジウム 案内文

エドゥアール・セガン(1812−1880) 「私が試みようとしたことはほとんど報われることがなかったのです」(フランスの劇作家コルネイユ(1606−84)からの引用−エドゥアール・セガンは著作『医療検温と人の体温』(1871)で引例している。) エドゥアール・セガ…

クラムシーにおけるセガン生誕200周年記念シンポジウム プログラム

テーマ:『特殊教育の曙期』 エドゥアール・セガン(1812−1880)シンポジウム 時と所 2012年10月27日(土)・28日(日) クラムシー・多目的室 入場無料 10月27日土曜日 午前9時 受け付け開始 9時半 シンポジウム開会 主催者の開会挨拶 クラムシー市長 ピノ…

セガン生誕200周年記念集会

クラムシーから「セガン生誕200周年記念集会」のポスターとプログラムとが届いた。まずはポスター。 続いてプログラム。 もう逃げられません。ぼくの発表は10月28日(日曜日)午前10時から。「エドゥアール・セガンと日本」。 第1日目午前中に、「博士論文に…

紙ふうせん

帰国後始めて浅草へ。もんじゃ焼きのお店紙ふうせんに「フランスでとった写真をまたお願いします」と依頼?を受けていたので、10葉ほどを携えて行った。お気に召した「作品」があったようで、「早速入れ替えました。」と言われる。店内に飾られた2作品を見る…

スキャナー

スキャナー付プリンター(モノクロレザー)のスキャナーだけを使い続けてきたが、作業効率が悪く、これから多くの文書コピーの作業予定があることから、思い切ってスキャナー単体だけの機種を購入。早速セッティングして作業。イヤー、スキャンするってこん…

歌集 青白き光

今日の教育実習I終了時、M君か、差し上げます、と言って標題の冊子を手渡してくれた。M君は昨年末の原発事故被災者。昨年度の授業で教材として投げ込んだエッセイ「ぼくには帰る故郷がない」に强く共感して、被災者であることを「カミングアウト」した。今年…

貨列筏を運航した河川

地図などあまり見ることも無い。パリの街を歩くための都市地図なら18世紀頃からのものをああだこうだと眺める習慣が2000年以降身についた。しかしこれはあくまでも「人工」地図そのものである。全くの「自然」的な地理などは存在しないのだろうけれど、それ…

薪材で作る筏は・・・

今日は現代発行されている資料で情報を収集しよう。「筏」に特化されている資料集では無く、フランス文化としての「職人」の視点から記録されたもの。 2008年、Jean-Cyrille Godefroy社から刊行されたDaniel Boucard著『中世から1914年までの職人事典−イラス…

筏材木商社

ペチカ用の木材が「筏」に組まれセーヌ川を下ってパリに到着。さあ、この「筏」はパリを東西に貫くセーヌ川のどのあたりに漂着し、「薪材」として陸揚げされるのだろうか。そんな意識で昨日入手したpdfファイルを眺めていたら、1840年文書「筏材木商社」組合…

「筏」に関するコード集を「見つけた」

薪材で作る筏産業の実態、それに関わる群像を綴るための史料の探索を本格的に開始。クラムシー学芸協会やヨンヌ県学芸協会が纏めた著作を10数冊収集しているが、やはり「筏」産業を成り立たせた制度総体を知るには物足りなさを覚えてきた(といっても、フラ…

とりあえず格闘

18世紀の筏師にかかわる公文書の入力作業で一日を過ごす。まあ、ご苦労さんなこって。フランス語言語学の素養の無い者故の、頭とっても悪いから〜♪と〜回りして、分かろ〜作戦。現代フランス語では使われていないアルファベット文字や辞書には無いスペルを、…

排他的排斥的脳天気人間

こんなタイトルの日記は初めてだな。タイトルが全て。内容は書かぬが華。 ☆10月末のクラムシーでの「報告」の予備資料の確認作業。 ☆文学部小事典、書き終えた。ふーっ。 ○10月6日(土)14時〜16時30分 第2回シンポジウム 「学校文化の源流−近代日本の『学び…