紙ふうせん

帰国後始めて浅草へ。もんじゃ焼きのお店紙ふうせんに「フランスでとった写真をまたお願いします」と依頼?を受けていたので、10葉ほどを携えて行った。お気に召した「作品」があったようで、「早速入れ替えました。」と言われる。店内に飾られた2作品を見るとーー
実はこの旅でぼくのカメラは、時々、姫様とトドちゃんの手に渡っていた。姫様の作品はすぐに識別できるほど独自の対象とアングル設定だが、トドちゃんはぼくと識別し難いほどだ。ああだこうだと撮影機会ごとに申し上げてきたから。つまり、弟子なのだ。その弟子作品を半分ほど忍ばせてお店にお渡しした。
ーー弟子作品がお店のお眼鏡に適ったというわけ。トドちゃん、嬉しそうでした。