2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

発見?

ネット上でセガンの1866年著書が売りに出されている。ぼくが持っているのはそれの1971年復刻版だから、もし本物ならば、なんとしてでも手に入れたい。でも、ぼく以上に入手を強く望んでいるお方がいる。「どれほどの値段であろうとも、手に入れたい」と何度…

川口がおかしい〔変な〕理由

○ 先生の授業がおかしいと言われる理由が少し分かりました。でも少しです。 たとえば、他の先生は教壇から離れないが、川口先生は動き回ります。 専門の授業とかは特にですが、先生は黒板やスクリーンに目を向けて、学生と目が会う機会があまりないが、川口…

なんでだろう・・・

若者の自由論〔主体性論〕を語ると、「先行世代のおかげで主体性のない若者にされてしまった」と反論する男子学生。「ゆとり教育」を肯定的に語ったら、「子どものうちは教室の中に閉じ込めて教え込まなければだめだ、父親がそういっているが、私も賛成だ。…

日常性

昨年の今頃はサバティカルで、マイペースの時間を見いだすのに、あくせくしていた。授業がないということのリズムを掴むのが大変だったのだ。しかし、今は、授業に心身のリズムを合わせるのにあくせくしている。 昨日は教室会議、教授会。その後少々のアルコ…

出版記念の会

中学・高校時代の同級生が近々飲もうと連絡をくれている。ぼくの本の出版を祝うという口実も設けられているようで、誠にありがたいこと。かつてのように痛飲できないけれど、とびきりにおいしい酒をいただくことになるだろう。 午後、長谷川栄君が来室。ぼく…

「野性の少年」

午前中写真展、午後清瀬。 清瀬にて。先週、「野性の少年」を観たが、途中でストップし、今週は結末をどう予測するかの、意見交換を行った。司会をたて 、各自が自己の考えを板書する、という形になる。以下が板書された。 ・いま身振りだけしかコミュニケー…

道徳教育の研究講義通信作成

今日は、5限が大学院。先週はアヴェロンの野生児を映画で見た。途中で院生は帰ってしまったので今日はその続きとなるか、それともまったく題材を代えるか。夜は、日生連ことばと教育の研究会。 今日はかなりの疲労が残った身体を運んで研究室へ。来週水曜日…

疲労困憊

教育方法・技術、教育基礎の2コマ。教育基礎は初回でもあるので、自己紹介をエッセイで。そこにはモラリティが込められている。タバコの吸い殻はゴミだが放置自転車はゴミでない?視覚障害、聴覚障害の学生が1人1人。ぼくの之までの垂れ流し講義ではだめだ…

うれしい

中学、高校時代のひとりの友人に献本したところ、返礼の葉書が届いた。全くの専門外であるにもかかわらずお読み下さった上でのことである。とても嬉しい。献本しても、おそらく目次さえ見ないでだろう、「障害児学級の担任になったので、先生の本から学ばせ…

いろいろ・・・

昨日は会議会議会議で一日が過ぎた。先約のあった、奈良の旅でお撮りになった写真を頂きたいと申し上げていた川端さんとのお約束も、あたふたの状態であった。 今日は、道徳教育の研究、教育基礎、そして全学委員の会議。教育基礎は初回。「同化」をレクチャ…

黙々タイピング・・・

昨日は、恒例の、オール学習院の集い。貴婦人をお誘い、お招きし、構内散策を試みたり、いか焼きを頬ばったり。楽しんでいただきました。 社事大の講義通信作成、水曜日の道徳教育の講義通信作成のため、ひたすら学生の声の入力作業。なかなか面白い。道徳の…

聴覚障害の授業者の補助 その2

日本社会事業大学社会事業研究所 聴覚障害学生支援プロジェクト室 様 非常勤講師の川口幸宏でございます。 昨日土曜日の午後二コマ、益子さんのご援助・ご支援をいただき、授業中の学生の発言を読み、理解することができました。 これまでは、補聴器も利用す…

聴覚障害の授業者の補助

今日は午後から日本社会事業大学で「特別活動論」と「教育方法研究」との二コマがある。T先生のお計らいもあり、今週から聴覚障害者への情報保障として、授業にパソコン通訳が配置されるとの連絡があった。ぼくの授業で言えば、学生の発言を通訳が拾ってパソ…

若狭蔵之助先生の訃報に接して

「生活のある教室」の実践者で、我が国にフレネ教育の理論と実践とを導入し、教育課程に「学習」の持つ大きな意味を理論的実践的に解き明かすことによって、教育改革に大きく寄与したされた若狭蔵之助先生が亡くなられたとの報に接した。若狭先生は我が学習…

教育方法・技術第1講

今日の授業は「教育方法・技術」だけ。来週からは、こんなのんびりはしていられない。 教職関係は、何ごとも技術万能主義に陥っており、教育哲学がどんどん薄れた存在にされてきている。「教育方法・技術」はまさにその典型だ。しかし、「教育方法がなんたる…

いよいよ始まった

昼食時は履修相談。1人の大学院生が専修免許の具体を尋ねに来る。「実際待遇上(たとえば、給料的な待遇、「身分」的な待遇など)については、特段、利点がある現実ではない。ただ、将来的には整備される可能性もある。」と回答。一年ぶりに会った彼は大学院…

日記忘れ

遠出をしていたわけではないのに、昨日のブログ記入を失念していた。 昨日は、「出版お祝い」とのことで、貴婦人からめんどくさがり屋のぼくにぴったりの、電波・ソーラー時計をプレゼントしていただいた。そのまま出校し、清瀬の学生の感想入力。22人出席だ…

再会ならびに授業開始!

昨日は清瀬。「特別活動研究」と「教育方法研究」の2コマ連続。「特別支援教育」に強い関心を持っている学生が多いとのこと。福祉科教育に新しい教育構想の日本社会事業大学。T先生のご活躍の成果。 昼食を控え室で取っていたところ、ぼくの顔を覗き込むよ…

「研究者魂」

拙著を贈呈したある学長氏から、返礼の便りが届いた。氏がぼくのHP、ブログをたびたび覗いておられることは、残されたアクセスの「足跡」(IP)で承知していた。それで拙著を献呈したわけなのだが。氏によると大学名で検索をかけたところ、ぼくのブログがヒッ…

読まれ方は自由であるにしても

拙著『知的障害教育の開拓者セガンー孤立から社会化への探究』(新日本出版社)を送付申し上げたことに対する落手挨拶に多いのが、「障害児教育の専門家ではないので(内言は「読みません」)」「自身の障害児教育の実践に活用させていただきます」というの…

どう理解しよう

献本した古き友人で、大学教授氏から 「セガンと『エミール』との関係が実証されてよかったですね。」との内容がしたためられた礼状が届いた。この文面が通常理解されることは、セガンの教育論と『エミール』とが正の相関関係があるということだ。ぼくはその…

春の風景画

1.田園 2.竹藪 3.杉林 4.花寺 5.精命 6.躍動 7.苔生

ある友への手紙

いよいよ新学期が始まりました。管理職者として大層お忙しいことと存じます。 さて、過日差し上げました手紙でしたためました今後のセガン研究の件でありますが、同封いたしました研究課題レポートは大きな誤訳に基づく先行研究批判を行っておりました。誠に…

ひめさまとメールのやりとり

〔ひめさま〕 こんばんは。本がでてから、いかがですか? 〔禿の鄕〕 お送りした方々からボチボチ返礼が寄せられています。中には不機嫌に、猫に小判、という方もいますし、頭をがつんとやられたという方もいます。読みやすいとのお声、装丁がいいとのお褒め…

著書の感想をいただく

出版社から贈呈していただいた方々からぼつぼつと返礼が届いている。中には「自分には猫に小判」などとあからさまにイヤミを言う方もおられるが、ていねいな感想を述べて下さる方もおられる。 「セガンの著、感謝いたします。「あとがき」「おわりに」「はじ…