日常性

 昨年の今頃はサバティカルで、マイペースの時間を見いだすのに、あくせくしていた。授業がないということのリズムを掴むのが大変だったのだ。しかし、今は、授業に心身のリズムを合わせるのにあくせくしている。
 昨日は教室会議、教授会。その後少々のアルコールを教室の先生方と。
 今日は、道徳教育の研究と教育基礎。道徳教育の研究は、視覚障害者の問題を取り上げる。「電車の中で目が不自由な人がいましたので、降りる時に大丈夫ですか、と声を掛けたところ、大丈夫です、と声が返ってきました。彼は何というのか、杖のようなものをついていました。」とあったのを受けて。白杖と呼ぶこと、目が不自由な人が白杖を使用することが義務づけられていることに始まり、目が不自由な人の歩行を手引きで支援する時には杖を持っていない方にすること等々を、はめ込む。
 教育基礎は「同化」不能な人とされていた人が「同化」可能とされるようになった教育史。
 その後、池袋。