祝い事

 昨日、栄光の人から、このような祝いがなされた。とてもありがたく、嬉しく思いました。


 昼食を一緒にし、しばらく研究総括と課題について語り合い、3時頃写真のケーキが店から出され、ワインで乾杯。2012年の「セガンの足跡を辿る旅」企画について話し合う。クラムシー、オーセール、ロマン=ロラン、パリのセガン、1830年革命、1848年革命、パリ・コミューンの「史跡」、併せて可能ならばロンドンのマルクス像、というご希望が出された。ロマン=ロラン記念館はクラムシーのそれとは異なる方のだと言われる。聞いたことはあるが詳細は承知しないので調べなければならない。きらびやかなフランス探訪をご希望なさらないのは、ぼくにとっては同志を得た思い。
 夕刻、会解散の頃、口ひげを蓄えたお人がテーブルの側に。栄光のお人が「川口さんが本を出されたので二人だけのお祝いを」とひげの人に伝える。ぼく「贈呈しなくてすみません。」ひげの人「新聞で見ました。買いました。」ぼく「それはありがとうございます。追い出されたところだから、道路から向こうには行きずらいです。」ひげの人、苦笑。・・・元の住屋の様子などを少しうかがう。あの人もあの人もあの人も・・・。もう20年も経ってるんだものなぁ。ひげの人の温かさは変わっていない。固く握手を交わしてお別れしました。