史料クリティーク作業

 セガンが1846年著書に自身の実践立論の客観的評価を意図して全文引用している1843年12月11日の王立科学アカデミー報告文の原文(原史料)を入手。早速セガン著書のクリティーク。単語の入れ替え、句読点の加除、等々、紙面が真っ赤になった。原史料の文章の問題ではあるが、セガンの「正義感」が生の歴史をその後の歴史にゆがめて伝えることに荷担している。結局原史料主義で歴史を見る必要があるという教訓事例。