軽老の日

 タマネギスープのおかげで体重が減った…いや、そういう軽老ではなくて、「お年寄りを大切にしよう」などという軽い言葉を連発する日のこと。いつも不思議なんだけどね、「お年寄り」だの「障害者の人たち」だの、そういう言葉の無意味さを平気で使う我が日本語に、逆に不気味さを感じませんかね。「お年寄り」があるなら「お若い」、「障害者の人たち」があるなら「健常者の人たち」。こうやって並べてみると、言葉の一面性に気付かされます。少しも客観性を持っていない。老人や障害者を排除した価値がまずあって、そこに「招き入れてあげましょう」って感覚言葉ね。
 へいへい、わたしゃ、二重の軽さだわな。
 今日のアフォ。ハナが乗っかって眠っております。「ちょっと重いな―。」