幸せ者よのう

 昨日、我が本家のある三重県名張市へ。父方従兄とご家族にいろいろとお世話になる。4年ぶりの訪問。気になっていたことがすでに解決をしていただいていたことを知り、感謝この上なし。お昼は、従兄の子どもさんの同級生の経営する焼き肉店で大ごちそうになる。お店の名前は「牛匠」。経営母体は「堀坂牧場」。ここの牛が栄誉の日本一の賞を受けたという。従兄・子どもさん・ぼくの記念写真以下、一連の写真を。



 そして、いただいた焼き肉は…

 炭火で焼いた石の上で炙っていただきます。とろけるような美味しさ。
 食事の後は、家族や友人から「土産」に求められていた「伊賀のかたやき」の店へ。「一番固いの」というぼくの願いを従兄が受けとめて下さり、「今井日進堂」というお店へ。店構えは新しいけれど、ぼくはこの店の名前に記憶がある。場所は旧道に面していたという記憶も蘇ってくる。およそ60年前から数年間の記憶。父の実家(本家)や母の生家を母に言いつけられて訪問した帰りに「土産」としてこの店のかたやきを買ったのだった。あるいは、一枚単品だけを買い求めたこともあるが、それはその場ですぐぼくの「おしゃぶり」の代用となった。いや、赤ん坊のあのおしゃぶりではなく、煎餅ではあるけれども小麦粉の他は甘味料だけという製品で、固いこと固いこと。とても噛めないのでしゃぶって胃に収めた、そういう代物である。いやー、なつかしいなー。それにしても小学校3年生の洟垂れ虚弱小僧が、一人で電車に乗り伊勢地方から伊賀地方へ(青山越え)「お使い」をしていたわけだ。このこと(「お使い」)に関連しては、エッセイカイコは食べたがミノムシは食べないをご覧下さい。
 その後、先祖代々のお墓にお参りをした。

 従兄一家に見送りを受けて大阪へ。今日のモンテッソーリ研究者との昼食談話のために。会場はこんな立派なビルの中。

○くだんのモンテッソーリ研究者とは去年の8月以来にお会いする。ぼくのセガン研究と密接にかかわる研究内容だけに、昼食談話といっても、研究談話となる。とはいうものの、ぼく自身の非常識な研究活動の放談にまでなってしまい、帰宅してから強く反省した。お昼はフレンチをごちそうになる。非常に美味であった。
 今後とも研究交流を密にしていきたいと思う。
 「行き」の新幹線車中から眺めた冬の富士山の如き、晴れやかな気分の二日間だった。