「セガン」のあと

 在職中の研究課題をどう定めるかを検討し、手がけはじめた。せっかく進めてきた「パリ・コミューン」をこのまま放り出すのは気が済まない。2001年、2002年に文学部年報に発表した論文は奥行きがない。取りあえず書いたというところ。「セガン」に追われたためその後を進めていたにもかかわらず中断してしまっていたが、ようやく自分の心と頭と時間を使うことができるようになった、中断を解いて「パリ・コミューン」をまとめてみようと思い立った。今形としてまとまっているのが、 研究ノート:「パリ・コミューンとその教育の構想」研究のために〜パリ・コミューン成立前史〜。これをもとにして仕上げていきたい。サブ研究として「筏師」にかかわる文化史研究。
 生活綴り方史研究も仕上げていかなければと思うけれど、資史料調査をほとんどしていないから、「大所高所」的研究になってしまう。今はまだ、「ぼくらしい」ところにとどまっていたい。
○羊さん合格。おめでとう。
○浅井幸子さんより、『保育と家庭教育の誕生』(太田素子、浅井幸子編、藤原書店)が送られてきた。ありがとうございます。