YUUTAの来訪

 熊本のN氏、愛知のI氏から、この3月で定年退職をした、との知らせが届いたのが昨日。若い頃、研究や教育改革で共に戦った、いわば「同志」。感慨深いものがある。
 今日は今日で、昨年の授業で、いわば「改革」(改良)の「同志」であったYUUTAがひょっこり顔を出した。卒業後どうしているかと思いきや、「出版業界で生きています」とのこと。雑誌出版を手がけている小さな会社だとかで、編集、営業、雑務、何でも屋で頑張っているようだ。うれしい再会でした。
 さらにさらに、珍しいものとの「出会い」。『綴方生活』覆刻行事の時の「生活綴方人の集まり」の写真がひょっこり顔を出した。若すぎるぼく、ではある。同覆刻事業を実質的に担っていた当時の若手研究者ならびに当事者を実証する貴重な資料ではあるが、肖像権の問題も生じる故、ぼくだけをアップ。髪の毛黒々たくさんあるヨ。

 戦前生活綴方運動の思想と実践構造の一端について、かつて次のように素描した。そしてそれは誤りではないと確信を持つきっかけとなったのがこの「集まり」での「証言」の数々である。
http://d.hatena.ne.jp/kawaguchi-yukihiro/20090103/1230959431