仮想現実通夜話


鶴 「姫様がドララにお会いになった最後はいつのことですか?」
姫 「2006年2月下旬ですね。パリ、モンジュ通りのアパートにKさんをお訪ねした時でした。」
鶴 「ぼくは2007年9月7日です。Kさんはモンジュ通りのアパートから近在ですがムフタール通りのアパートに引っ越ししておられましたが、そこにお邪魔した時にトトロ、ドララ、メイに会ったのが最後。抱き寄せ声を掛けたけど後ろ足の爪を立てられてしまいました。」
姫 「爪の跡さえ懐かしい。かわいいこでしたからね。」
鶴 「んだ。」
姫 「ふさふさ毛並みがよくてね。」
鶴 「しっぽがこんぼうみたいでなぁ。」
姫 「背中がかわいくて」
鶴 「うふふ   ひげがぴーんとはってねぇ。」
姫 「愛嬌あるしぐさでね。」
鶴 「みみがちっこくてなぁ」
姫 「ちょっと食いしん坊でさ。」
鶴 「あはは。  寄らない逃げない。でもトトロがグルーミングねだると、催促するの、ぼくもって。」
姫 「かわいいこでした。  飛行機乗らなくていいから、今頃遊びに来てますよ。きっと。日本のおうちは猫が多いなあってびっくりでしょうね。」