旅の文集(facebook投稿)

 昨夜は「セガン研究の足跡を辿る旅」の参加者による感想等交流会に出席。それぞれが写真を持ち寄り談笑をし会食…というのが当然の流れであると思っていたが、私にとってサプライズが…。「文集」が作られていた!そこには、それぞれの学びの成果が綴られていた。ちょっと鼻がツンとし眼がジワーンとした。30代、40代、50代、60代にある参加者諸氏が、全身を使って、真夏のフランスの、小さな街、中世をそのまま偲ばせる街、そして華やかな街のあちこちに「セガンの幻影」を訪ね歩いた、そのままの息づかいが綴られている「文集」。私にとってこれほどの宝物があるだろうか。
 ある人はセガン教具との「再会」ならびに「発見」を、ある人は自身の青春の原点としての「ルソー」との出会いを、ある人は「セガン」に「生活者の目」の発見を、ある人は10年来の願望の実現を、またある人はその後の「探訪」を、さらにある人は自らの教育実践とのつながりを、綴っておられる。教育界関係ばかりでない「旅の仲間」たちの「気づき」はまた、「教育」そのものの捉え方を豊かにしてくれる。