なんかね、むなしいの

 「道徳教育の研究」の講義通信を作成していて、あまりにも幼稚な声が多く、むなしくなってしまう。どうして、青年期的な正義感がわいてこないんだ。どうして、今の自分をそのままいいとしてしまっているのだ。どうして背伸びしないのだ。そういう青年たちを育てたのは間違いなく我が日本社会であり我が学校教育だ。「かわいい子には旅をさせよ」と口々に言うくせに、旅を認めない。きっと、本音ではかわいくないんだろうな、我が子は。