一眼レフカメラ購入「事件」

 FBに以下を投書。
「どうでもいい話だけど、ぼくは本当にヨボヨボ爺さんなのだなあと実感した話。
 今日久しぶりに在宅。午後から外出。目的はデジタル一眼レフカメラ買い換え。
 某店でカメラがずらりと並んでいるフロアをあっちへ行ったりこっちへ行ったり。一眼レフカメラ購入が目的だから、しかるべきカメラの前をうろちょろうろちょろ。同じようにうろちょろしているぼくより若そうな人には店員が寄り添いあれこれ説明しはじめるが、ぼくのところには誰も寄ってこない。まあ、職場の若い衆には嫌われているから職場では寄ってこなくてもいいけれど、ここは寄ってこないと、店員さんよ、損でないかい?何台かカメラを手にし、それぞれファインダーを覗き込んでシャッター音を楽しむが、それでも寄ってこない。手持ちぶさたな風情の店員は数人近くにいるというのに。かなりの時間が経ってやっと寄ってきて、早口でぺらぺら、しかも口の開け方が平べったいので音がとんがって聞こえる。たまりかねて、「私はごらんのように補聴器をつけてあなたの話を聞いているのだけれど、何を言っているのかさっぱり分かりません。」と言うと、今度は口形をはっきりさせ、ちゃんと一音一音が聞こえる。なんだ、やればできるんじゃん。が、その内容は「カメラをお買い求めになるのですか?」とやや抗議めいたよう言い方。要するに年寄りが時間つぶしに冷やかしにもならない徘徊をしているのではないか、という口調。かちんと来て、「このフロアでパソコンは買えないし、ましてや炊飯器も買えませんね。カメラ以外に買えるものとしたらカメラ部品やカメラ関係の品。それ以外何かお薦めのがありますか?」と、喧嘩を売った。店員は、「失礼しました。どのようなカメラのご購入予定ですか?」と、やっと一人前扱いの態度になった。でも、しばらくは半信半疑で、ぼくのカメラ用語を聞き流している風ではあったな。
ああ、老人はかくも悲しくてせつない世相なのだなぁ。」
 購入したカメラはNikon D7100。目下充電中。及びマニュアルをざっと読み中。試し撮り写真。ノーフラッシュ。古い蛍光灯のみで。