こんなにいろんな学生と「出会った」のは久しぶりだ

1.中央教育研究棟から西5号館に向かっていると、満面の笑みを浮かべたお嬢さんが「先生!」と駆け寄ってきて、軽いハグ!昨年度の生徒指導の研究の受講生でした。
2.メールで、家庭内暴力に関する相談。大分重い状況のようなので心理カウンセリングを受診することをすすめたが、家族の同意は得られない状況、当人に対してどう説得するかと重ねてくる。一番苦しんでいるのは当人であることを理解してほしいと思う。関わって、かつて家庭内暴力で苦しんだ、今もふとした折にフラッシュバックする、という語りにも出会った。
3.下校時、すれ違いざま、スタイル抜群の美人から「先生!今度○○コンテストに出ますので、応援して下さいね。」と声掛けをされた。授業で出会っているお嬢さん。○○の部分を聞き損ねたので、応援できないぞ。
4.マホ、マイのふたりのお嬢さんと懇談。にこやかな笑みの向こうに「何」があるのか?そんな興味を抱いた。
5.道徳教育の研究受講生のTK君から、次のような「感想」が届けられた。大きな成長の跡が見られて、嬉しい限り。
「最初この授業を受けた時、授業後すぐにオピニオンを書いたと思いますが、その時私は学科、生徒番号、名前のみを書いて提出しました。オピニオンを書くなら、素晴らしい意見を書かなくては…と思ってしまい、考えに考えた結果何も書けませんでした。しかし、授業が進むに連れて、別に特別な素晴らしい意見を書かなくても良いということに気づき、授業を受けて自分の思ったことを正直に書こうと思いました。ある時期から私が毎週オピニオン(感想と言った方が良いかもしれませんが) を提出するようになったのは、このように思ったからです。意見を言う=素晴らしい意見でなくてはならない これは、私が持っていた「思い込み」です。この授業をきっかけに捨てることができた「思い込み」です。「思い込み」を克服できたことは、私が授業を受けたことで成長したという証だと思っています。
 成長を実感できたのと同時に、課題も見つかりました。そのうちの一つは自分の意見を言わず、ただ感想しか書けなかったことだと思っています。ただ「そう思ったから」「そう感じたから」ではなく、自分の体験談などの根拠を基に意見を構築する力を身につけたいと思います。
上に書いたこと以外にも、成長したところや課題、学んだことは沢山ありました。これから教育実習に行ったり、実際に教師として働く際に実践できたらと思います。
 川口先生、ありがとうございました。」
 うれしいですね。