学期末試験監督2日目

 朝起きがけに体調がすこぶる悪く、今日一日の成り行きを心配した。
 2限の試験監督は「教育基礎B」。監督者詰め所に行き、監督の神器を受け取るが、様子がおかしい。補助も何もつかないただ一人の監督だという。うーん。受け入れるしかないけれど、何か「手抜き」できることはないものか。
 以下、監督が為すべき行動を並べる。
 1.試験科目名、試験時間等を、大きく板書する。
 2.学生は入室の際に学生証を提示し、「番号札」を受け取る。その番号が記されているところが受験する指定机となる。
  ただし、とりわけ、科目等履修生については、当該学生の間で混乱があり、「科目等履修生」であることを証明する学生証の提示を強く促す。(ほとんどが持ってきていない。)本来なら受験をさせるべきではないのだが(当人かどうかを他に知る手立てがないので)、そのあたりで監督者と当該学生たちとの間で混乱が起こる。
 3.受験にあたっての諸注意伝達、指示。
 4.問題用紙(解答用紙兼用)を一人ひとり手渡し配布。二重取りして不正使用することを防御するため。
 5.開始号令
 6.受験生照合(机間巡視.身代わり受験がいないかどうかの確認作業)
 7.受験生数確認作業(数回繰り返す)
 8.番号札回収
 9.質問等を受けその場におもむき適切な指示。必要があれば全体にアナウンス。
 10.「一カ所にとどまることなくまんべんなく室内を見回ること」「監督者は中座をしてはならない」(監督要領より)
 11.机間巡視(不正行為がないように威圧する行為)
 12.9から11を制限時間まで繰り返す。
 13.終了 提出された答案の実数を確認 7.と整合していることでやっと安心。
 14.教室内巡回 忘れ物の有無の点検
 15.板書消去、消灯、退出
 16.詰め所に答案その他を提出 (事務方:答案枚数の最終確認)
 以上の内1.〜4.を同時並行させることはひとりでは無理。結局ぼくが事務方に確認して合意をもらったのは番号札の配布の停止だった。その代わり「一人置きに着席のこと」と板書を加えた。事故がなくて良かった。体調の悪さはなんとか乗り越えることができて、やれやれ。
 昼食後しばらくして、男子学生の訪問を受ける。大学院受験の件。