作業順番入れ替え

 筏はあれもこれもと欲張り、近代の入り口すなわち近世的なものを粛正していくその粛正対象としての筏に焦点を当てようとすればするほど、中世から近代初期という数百年を生き抜いてきた筏の「逞しさ」に意識が向かい、一向に文字化できない苦しみを抱えている。
 で、今日は「吉池の日」。出かけて見繕い、買いそろえた品々をお届けに上がって少し研究の進捗状況をお話した。例によって例のごとしでにこやかな笑みを浮かべながらぼくの話に耳を傾けて下さっているその様子から、ふと、そうだ、書けないものを無理して今書くのじゃなく、書けているもののリライトに向かおう、と決意。「そうね、できることからやるのがいいと思う。」と相づちをいただいた。
 帰宅後、さっそくリライト候補作品を呼び出して作業。まだ序論だけれどすでに50枚。この調子でいけば今週中に、第二部の大半を終えることができるな。がんばれや.