風邪の症状もだいぶん抜けたので、外回りを少し片付けた。無理は禁物という便利な言葉に甘えて、ぼくが育てているわけではない鉢植えのレモンの木をじっと眺めていた。手には植木ばさみを持っている。細君が悲鳴に近い声を挙げて、「枝を切っちゃだめっ!」…
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