アシカ大作戦停滞するか・・・

 英文①の邦題は「一般に知られている」というのはデマであることが判明した。受講生の誰一人「一般に知られている」ところの「学習権宣言」と記した者はいなかった。「学習する権利」とか「学ぶ権利」というのはほんの数名。「子どもの権利条約」なんてのもあったし、「学問のすすめ」なんて笑うほかないのもあった。論理で(分析的に)思考する、そして纏める、という作業がほとんどできていない状態。つまり、自分の頭で考えて言葉を作り出すことはできない。「学習」が習慣化されていない、ということだ。これが教師になったら、生徒にどのように学習指導するのか。

 英文②は日本国憲法第26条条文だと謳っているにもかかわらず、そして教職関係者にとっては極めて重要な憲法条項であるにもかかわらず、「無償教育」ができたのは10名足らず。
 わが国の教養ってこんなものなのね。

 学生たち、自分たちが推論もできなければ問題解決もできない現状にあることを思い知ったようで、大学入試に合格させるための知識伝達が教育の主務だと信じ込んでいたことから、少し距離を置いてものを考えようとし始めた・・・のかもしれない。

 4人グループで「学習権宣言」(邦訳)の学習をさせる。沈黙。「音読しなさいね。目で見て声で確かめる。沈黙は学習において金ならず。」 相互教育法とバズ学習とを少し語る。