改装


 これが正規の作業環境。
 キーボード右手はマウスとマウスパッド、カエルくん。
 モニターの前に並んでいるのは、
  右手、パリ・コミューンの写真ネガ版画(いただきもの)
  左手、セガンを題材にした医学博士論文コピー(いただきもの)
 モニター左手に並んでいるのは、
  手前から、となりのトトロのネコバス・ティッシュボックス(いただきもの)
       ヘルメット(校名入り)
 その他、隠れた所に、飴など、いろいろあります。

 今日は卒業生が2名挨拶に来た。一人は某市職員(地方公務員)、一人は某市公立中学校教師。いずれも配属が決まったとのこと。公務員の彼は自主ゼミのメンバー。研究の意義などを遠回しに語る。教師の彼女は、授業中背筋をすっと伸ばし美しい笑みを絶やさなかった。ホール・ランゲージに関心を持っていたので関係する資料や埼玉大学時代のゼミ報告集を貸していたが、それを返しに来た。
 こうして、きちんと別れの挨拶をしてくれるのもいれば、資料を貸与し助言も時間をかけてした者が、今に至るも資料の返却もなければ卒業したとの報告もない。いずれも、受け手であるぼくからみればそれらのことは教師としての宿命なのだが、後者はどういう人生を歩むのだろう。そして、後者がかなり多いことが気にはなる。