夏休み前半の追い込み

 10日11日と、蓼科高原で開催された「第41回 全国子どもの本と児童文化講座」に参加した。2日間ホテルに缶詰状態で、「避暑地の堪能」などとはまったく縁がなかった。ぼくの発言は、どうやら、「中心部を外している」ようだ。「分かっている」という前提の議論の中で「分かったふりができない」というのだから、無視されるのも当たり前なのだろうなぁ。「平和は大切だと子どもたちに語ろう。」そういう目の輝きの集団の中で「平和って具象性が見えにくく、どうしても哲学にならざるを得ないのではないか。」と発現。文学や絵画などの表現方法に対する提案のつもりだったのだが。もう一つ「平和」の対局として取り上げられるのは第2次大戦の被害状況、そして原爆。それの「後遺症」の中で生きてきていることに課題と方法とを広げる必要があると思うと語ったが、議論にならず。ぼくの頭の中からは「はだしのゲン」、「火垂るの墓」が抜け落ちているわけではないのだけれど。
 14日から和歌山へ。