浅草花やしきへ

 昨日の午後、貴婦人と浅草花やしきで遊ぶ。

 上田庄三郎が高知・土佐清水から一家で上京した折、最初に訪れたところだ。そのこともあり、また、浅草界隈を散策する折り目にするので、一度来てみたいと思っていた。いつものもんじゃやさんで、ぼそっとそのことを口にしたら、期限なしの招待券を二枚いただいた。ありがたいことです。ぼそぼそっとつぶやいたら四枚になるのでしょうか。
 予想通り、かつて行ったことがある後楽園遊園地のミニチュア版のようなもの。「暗いのだめ」「閉ざされたところだめ」「大きくぶらんぶらん揺れるのだめ」「直下型に下りるのだめ」・・・、いろいろだめな貴婦人と、どれにしようか、ゆったりがいいねぇ、と並ぶ列を探す。

↑ヘリコプターの変種:「あれいいな、あれにしようよ」「足でこぐのよ」「・・・止めましょう」
↓「じゃあ、お船。」「いいですねぇ。」

 上から、ごく短く、花やしきをぐるりと一周して、浅草界隈の景色を楽しみました。
「え?もう終わり?」
 「ジェットコースターに乗りますか?」 もちろんぼくはその気になりました。こんな光景を目にします。

 ゆっくりゆっくりと斜面を登っているところ。いいですねぇ。列の後ろに付きました。若い女性のアナウンスが聞こえてきます。「・・・65歳以上はご遠慮ください。」 正直爺さん、列離れ〜♪、恨めし顔して、ぼやいたら〜♪、大ー声繰ーり繰り♪、65歳以上はなりませぬっ♪ 「一分間隔でダメだダメだと言ってるよ、アナウンス」と、老いの鶴は恨み声を貴婦人に発しました。心臓発作や卒中を起こすとは思えないけれどなー。起こすとしたら、こっちでしょう。

 なんだす?ウニみたいのは。えっと、まず基本の動きは半円弧のアームがあります。そのアーム上をスピードを出して底から見たらウニ状の円盤が行ったり来たりします。そう、ブランコの要領ね。そしてその円盤がぐるぐる回ります。
 つまり、円盤がぐるぐる回りながらブランコをするわけで、写真はウニ状円盤がブランコをしてぼくの頭上に来た瞬間。大きなつんざく悲鳴群が頭上から落ちてきました。
 で、貴婦人「お家にしましょう。」 え?もう帰るの? そうではなく、貴婦人の指先は斜め天空を指していました。空に浮かぶお菓子のお家。のーんびりと、空中散歩を楽しみましょう。

 その後、楽し可笑しの、○×ゲームなどを見て、暗室の中で体がブランコしていると暗室がぐるんぐるんと回るー違います!自分の体が回っているのです!ーおっかない、相対性理論の実践的適用のお楽しみをしました。貴婦人はしばらく目が回る目が回ると言い続けた次第であります。
 「たのしかったねー」
 「またきましょーねー」

 夜はセガンで苦しみ、楽しみました。新しい発見があり、セガン研究急展開中。