「最高の発見」

 昨日S先生に1848年「労働者の権利クラブ」ポスターをファックスでお届けしたので今朝、確認の電話を差し上げた。「セガンに出会ってから45年、これぞ最高の資料なり、とメモをしました。」との返事をいただく。ついでに、出版社について、その住所について、セガンの活動との関係について、調査を進めるようにとのご意見をいただく。うなるしかないご注文だが、これまでも何とかこなしてきたことを思い起こし、研究室でじっくりポスターを読み直す。1文字の誤読が総てを狂わせていたことが分かる。鉄道開設に関わる出版社。どうやら、サン=シモン主義と縁がなくはなさそうである。住所も現行地図で確認できた。1850年当時のまま。つまり、オスマン改造には遭遇しなかったことになる。
 セガンとの関連性は明確な回答は出せないが、推測は可能である。
 教育の革命家でもあり、政治・社会の革命家でもあったセガン。
 大きな気づきである。