それぞれのおとない

 昨日、埼玉大学時代からの学びの仲間であるTさんが来室。『生活教育』誌のバックナンバーを保存してもらうため。ついでに、蔵書からお好みの書籍類をも引き取ってもらった。大いに活用して下さい。
 今日、やはり埼玉大学時代に多少触れあったN氏から緊急の連絡を、と要請。「○○さま」問題での「聞き取り」のようなもの。初等科の内部事情を知りたがっていたが、知り得る立場にないことを、重ねて返事した。N氏は何かからのコメント類を依頼されているのだろうか。昔からいる「ちょっと困った子ども」は、今や住みにくなったり、障害を持つ子どもと診断されたり。これを、学級崩壊等々と騒ぎまくることでどういう教育状況、生活状況が生まれるか、コメンテーターならば、そのあたりきちんと応えていただきたい、と心底願う。彼には、子どもの問題=親の問題としてあれこれ騒ぐが、社会自体の問題として捉える必要があろう、他人様に注意をすることさえできない社会、解決できない大人社会の反映でもあろう、と私見を述べておいた。「公教育」に信を置かず「私教育」(私立学校の意ではない)に走り狂う日本社会が透けて見えるではないか。
 卒業生で某大学の大学院で学ぶI君の訪問を受ける。教育実習の履修に関わる相談のようでいて、社会参加の進路に関わる相談のようでいて、煮え切らない。本人もそのような口ぶりであったから、それでいいのだろうけれど。

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ネットショップ情報より

知的障害教育の開拓者セガン ―孤立から社会化への探究―
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川口幸宏/著 新日本出版社 2010年3月20日発行予定
販売価格: 2,310円
ポイント: 22ポイント
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( 書籍 > 教育 > 特別支援教育 > 知的障害・発達障害等 )

 どうしてもこういうターゲット情報になってしまうのだなぁ。「人生史論」というジャンルのように思いますけれど、著者としては。