わせわせ・・・

 試験前の賑わしさの授業。板書すると条件反射的にノートに写す行為を見ていると、調教された○○のようで、哀れで腹立たしい。ぼくの語りは板書とは別のこと(板書は授業の次なる展開を予告するもの)だから、「語りもテキストだと授業開始時に話したけれど、分かっていませんね。」と、語りの内容を、板書に勤しんでいたある学生に復唱させる。案の定、まるで分かっていない。ノートを取らずに聞いていたある学生を指して回答を求めると、みごとに合っている。
「教育は必ずしも善ならず、イヌネコ調教並みのこともするのが教育という名でもあることは押さえておきましょう。もちろん、調教教育は絶対に認められないということこそ押さえてほしいことですけれど。」
 あと、授業終了後、見たこともない学生が数人、「この授業の試験はどういう形式ですか?」と訊ねてくる。「教えられませんね、君たちだけに、というのは、いかにも不自然です。」と回答。「どうして授業終了前に発言して訊ねないのですか?」これは、耳に入っていないだろうな。

 それにしても、このブログに入り込んで試験対策をしている君たちへ。無駄な努力だと思いますよ。