歩く教育学者

 私のセガン研究の方法的特徴は、セガン研究に限らず、座学ではなく、歩き回る、すなわちヴァガボンであることを貫いた、ということでしょう。それに関して、ネット上で私を紹介くださっているのに、「歩く教育学者」というのがあります(ある教育学者のブログ)。日本で生活していると外出するのがおっくうとなり、研究室に入ったら授業と会議以外は出ることなく帰宅時間を迎えるのが日常。また、研究的人間関係恐怖症の傾向が強い私が「歩く教育学者」と評されるとは意外でありますが、きっとこのブログの主は、「川口は足しかない」と言いたいのでしょう。言い換えれば論理に欠ける、と。なるほどなるほど。で、自己評価を加えると、日常の川口は手も足も口もございません。