心身症かしら

 4限の授業前から身体が熱く汗が止めどなく流れ、不整脈が出始めた。今日のクラスは比較的伸びやかにできるはずなのだが、水曜日4限のトラウマからか?学生に正直にその状況を語り、他のクラスと内容を変えると伝える。ホール・ランゲージの報告をテキストとし、各グループで輪読。不明なことをグループ毎に発表してもらい(重なる場合はその旨を)、一応との言葉を付けて回答。ホール・ランゲージとは何か?という問に対しては追々分かっていくように教育内容を組み立てると答える。やはり「本当のこと」に強いこだわりを見せた。
 「本当のことは、恋人であろうが、友人であろうが、隠して自分を身を守っているんじゃないかな。隠しているからそのことに触れられることが辛い。隠すようなことじゃないと思いつつも、相手が隠すようなことだと考えているかもしれないと思って隠す。で、それってどうなのだろう。もちろん隠すことは権利ではあるし、あえて知られる必要はないという条件を付けて、それでもなお、それで人間関係いや自分自身がどこまで信じられるか、という問いは残りますね。相手が隠すようなことだと考えているかもしれないと思って隠す、という部分に、ぼくは強いこだわりを覚えています。そこを突き抜けないと楽になれない。何でも言い合える仲なんて観念でしかない現実にどう向き合うのか、そんなことにこだわって、「本当のこと」と言っています。教育実践で言う子どもを理解するということにも重なりますね。」授業後半には不整脈はおさまった。
 5限は大学院。話題は、「自己肯定」というところに行き着く。ぼくは「自己否定」的存在でしかないけれど。