拙著合評会案内(志摩原稿)

 昨日の「ことばと教育の会」で、10月31日(日)に拙著『知的障害教育の開拓者セガン―孤立から社会化への探究』(新日本出版社)の第2回の合評会を開くことの提案原稿が提出された。以下のごとし。
「秋の学習会へのご案内
 川口幸宏著『知的障害教育の開拓者、セガン』の再読と討議
 去る6月13日(日)のこの本の初回の検討学習会では16名のご参加があり8本のレポートの他に自己紹介を兼ねてのこの本に対する関心とご発言があり盛会でした。参加者は教育学、教育史、中でも教育課程論、自然および社会認識、生活教育、生活綴方、国語及び英語教育、塾経営、障害児教育、地域医療など多彩な研究領域に及びました。ご報告は何れもこれまでの川口さんとの研究上の関わりに及びながら、自分の研究テーマに引きつけて主体的に語られたものが多かったと思います。惜しむらくは討議・交流の時間が少なく出された論点を深める余裕はありませんでした。その後川口さんと秋の学習会の持ち方について話し合った結果、これまでの論点については、森本・神・志摩の間で、論点を整理して提起すると同時に、川口さんからも「孤立から社会化への探究」を今日の日本の現実を見据えた一般教育学の問題として再提起し、討論を深める方向で相談がまとまりました。そこで以下の日程で標題の学習会を開催したいと思います。前回ご参加いただいた方は、これまでのレポートを独自に検討され、ご自分からの課題設定をご勘案いただきながら、是非再度の学習会にご参加下さるよう以下の日程でご案内いたします。
日時 2010年10月31日(日)15時から19時
場所 学習院大学中央教育研究棟内教職課程」
 要はぼくがセガンを研究するにあたった現代的問題意識を纏めなさい、という志摩先生のご配慮。がんばりまーす。