曇天

 ようやく冬らしい冷気か。
 子どもの作文を入力しながら、大学生がこれをどう読むか、考えている。1.まずは今という時代・社会を共有する人間として読んでほしい、2.自らの人生のさほど遠くない頃と共有する作者に共感して読んでほしい、そして、3.子どもの人格発達を援助する感性・技能を自らの内に養成する立場で読んでほしい。しかし、文章そのものを読み誤るような読み方しかできない学生の存在に、頭を痛めている現実。