法規等から見えること

 福祉(医療含む)に関わる勅令、政令等を眺めている。とりわけ子どもに関する項目に目が引かれる。enfants assistésはどのような訳語がふさわしいのか。「児童福祉」なのだろうか。共和暦5年(1797年)には棄て児の陶冶訓育(élever et instruire)の方法に関する頭領令が出されている。病気の場合を除いて、年齢に応じて、地方乳母に預けて育てる、然るべき救済院に収容する等の記述が見られる。セガンの出生の地クラムシーが乳母の里であったというのは、この頭領令に依っていることを知る。enfants assistésの法規史(フランス革命後から19世紀いっぱい)を見ることによって、課題を満たすことができるように思う。

 今日の鶴猫荘はジャマイカのハイスクールより