思い切って…

 昨夜は、賑やかな議論の中で静かに佇み、討議の行方をしっかりと見極めていたS君を思い起こして過ごした。ぼくができる弔意とはそんなことぐらい。もうS君がゼミにやってきたのは、30年も前のことなのだった。
 今日は、物置と化していたぼくの「書斎」スペースを大整理し、本格的に「晦日」体制を整えた。文字通り月明かりが届かない居住空間、俗称、北のセマン所。セガン1843年著書の翻訳の本格的作業の開始。