卒業

 さすがに例の服を着た学生は少ない。そして親子三代姿も少ない。少ないだけでいないわけではないのだけれど。これを機会として、いわば、制服行動化していた「習慣」が新しい習慣の創造に転じてほしいと思うのだけれど。
 研究室で故S君の「レポート」を探す。1977年度のゼミ主題「生活綴方の通史的研究の試み」(『生活綴方研究』第2集)に収録されていた。懐かしく読み、寂しさを覚える。