前期授業終了

 今日でぼくが担当する授業はすべて終了。来週が試験週間。
 学生の姿が多く見られる今週。ぼくの学生時代もこんなんだったかな?ぼく自身は「始め」と「終わり」だけを大学で過ごし、ために、学期末の多くの試験を「放棄」したのだが(その代価は背負うのが大変だったけど)。「放棄」に関しては今の学生はどうなのだろう。
 「七つとせー♪ 何にもしないで卒業して、世に出て恥かくン大生♪ そいつア、豪気だねー、そいつは豪気だねぇ♪」は、いつも変わらないのかしらね。今は、なかなか「世に出」ることが無く、「就職のための卒業延期制度」なんてのがあるんだなぁ。自分で背負うのがないのが今の世の中なのだな。
 いや、「大学数え歌」など存在しようもないほど、無個性社会の代表が大学、ってことさ。どこに行っても、どこを歩いていても、「イヤ、脚の長いのは分かった分かった」とか、「昨日まで無かった睫毛がクルリとカールしてるの、もう分かった分かった、勘弁してーなー」とか、「お腰に着けたお人形さん♪一つ毟ってやりたいなぁ♪」とかの姿しか、見えないんだものなぁ。
 あらゆるところがファッションショー。ひまやな―、うちの(=日本の)学生たち。頭の中、蜘蛛の巣張ってんねん。
 で、「自己評価点は?」「99点ですっ!」
 ああ、日本の夏♪ 危ないのは原発だけではなさそうな、今夏。