ここはどこ？

　高校時代に準硬式野球をかじったことがありますが、野球見物は生まれて初めて。しかもプロ野球。東京ドームってんですってね、今。「後楽園球場」って看板なかったな―。見逃しただけ？「見逃し三振」の瞬間は見ましたけれど。
　イヤー、色々と賑やかでした。少年野球チームでしょうか、いくつもの団体が広いグランドのあっちこっちで､プロの選手からノックを受けておりました。側ではやや太り気味の女性軍団、かーちゃんでしょうね―、カメラをばしばしやってました。うちの子、かっこいいでしょう、ってあっちこっちに見せ回るのかしらね。あと、ねーちゃんグループが短いスカートでダンスを踊ってました。そこんところを､遠景ですが、携帯でパチリと撮りました。・・・あれ？野球中の光景かな？下の写真。
　オンラ、野球見に来たんだけんどなー。といいつつ、スコアボードの見方がさっぱり分からん。Bというのはボールだわな、Sというのはストライクだわな、そしてOというのはアウトだわな。BSOってをそう理解するのに時間かかりましたよ。オラの頃は、ストライク、ボール、アウトの順でしたから。
　ボールがなかなか見えません。速いんっスねー。投げるのも打つのも。応援団の「チャチャチャ、何チャラ何チャラ、や―っ！」ってのはよっく聞こえましたが―中身はさっぱりだけどねー、耳が悪いからでしょうきっと、ボールの行方を追いかけるのは至難の業でした。とくに打者が打った時。電光掲示板で「打球の行方に気をつけて下さい。」って出るけれど、気をつける以前の問題です。あとはビール等の売り子さんの若いおねーちゃんの元気なこと。大学生でしょうね。指の間にお札を何枚も挟んでいる子がおりましたが、野球見物をお誘い下さった貴婦人曰く、「人気がある子なのよ、お札を何枚も指の間に挟んでいる子は。」とレクチャー下さいました。「お酒に人気があるんだって認識しないとね。勘違いしちゃいけません。」とぼく。だけど、球場スタンドが歌舞伎や落語の客席と同じだなんて、考えもつきませんでした。
　貴婦人は、手を振り上げ、おーっと叫び、リズミカルに跳ね回り、など、まったく違和感なく野球場の人になりきっておられました。すごいッスね。さすが体育会系のお方であります。
　あれやこれやと、楽しい一時でした。でも、選手名は誰ひとりとして覚えませんでした、あっちのチームもこっちのチームも。デ、どことどこの対戦でしたっけ？ゲームの結果は、・・・・・明日の朝刊で確かめます。「東京ドームで行った試合」でチーム名が分かるでしょう。