「自分史を語る」

★HP扉頁写真変更。南仏プロヴァンス地方の石の町ゴルド。アルル、アヴィニョンの近くに位置する。。川口幸宏の教育の旅でご覧下さい。
★小品「朝のリズム」アップ。アメリカ西海岸での滞在生活経験を思春期向け作品として綴ったもの。
★昨日の「生徒指導の研究」は受講生の協力を得て「自分史を語る」のミニ・パネル・ディスカッション。生活綴方教育への導入のために。不登校になったこと、家庭内暴力の思春期を送ったこと、学校ナイズされていった自分像、どうしても学校(集団活動)になじめない自分像、いじめられっ子であったことなども語られた。聴き手側の学生たちに拒否・拒絶感はなかったように思う。
セガンがイタールから手ほどきを受けたことを回想していることをうけて、セガンがイタールの職場・パリ聾唖学校に通ったと通説されている。1837年から1838年にかけてのこと。だがそれには、イタールが聾唖学校で医師として勤務を滞りなくしているという大前提があるから。しかしイタールはリウマチを患っており、しばしば長期の休暇を取っているほど。1837年7月から症状が重く半年間職場を離れ、パッシーに移り住んでいる。休暇明けは職場に戻るが執務はほとんど代行者に任せている。そして1838年春から再びパッシーに移り住み、7月死去した。イタールのこの最期の様子を知ってもなお、セガンは聾唖学校でイタールから手ほどきを受けたとすべきだろうか。あり得ない話に振り回されてはならない。翻訳、ジャン・マルク・ガスパル・イタール伝〜子どもの精神療法の開拓者〜をアップ。