祝う会、ご苦労さん会

 数日来の体調の悪さがとても心配だったけれど、折角の大切な友人たちの祝いと労いの食事会は何とか送りたいと願っていた。
 その願いが通じたのだろう、池袋、三木にて無事挙行。東海林篤君はこの4月から高校の教師になる。トドちゃんは3月で文学部とのアルバイト契約が一応切れる。残されるぼくはさみしい限りだが、いろいろと議論をし、励まされ、お世話になったお二人を、心からお祝いしたい。三木から一昨日「クエが入荷しました」「烏賊を釣りました」との連絡をいただいていたので、それらをメインとした料理をお願いした。

 トドちゃんは、東海林君のお母様よりは年が下だと聞いて、嬉しそうだった。お若いですよ、いつもいつも。まずは、フグヒレ酒で乾杯。
 東海林君は、ぼくに言わせると、骨皮筋衛門。そして背が高い。次をご覧じろ。…何?川口の老醜が漂う?ほっといて下さいな。

 さて、会食の品々。あまりに見事な盛りつけと美味しさにうっとり、そして素早く箸使い…。というわけで、写真に収めるのを忘れたのがいくつもありますが、まずは、店主がつり上げた金目鯛と烏賊の刺身盛り合わせ。楚々とした甘みにうっとり。

 続いては、えっと・・・・唐揚げなんすけどねぇ、ホウボウでした。珍しい魚料理に3人はうっとり、へー、うまいッス、その他あれこれ評。三木のマスター自ら釣り上げたわけだから、こんなのがかるんだ。狙ったのかな?どうだろう。などもあれこれ評に入ります。

 煮物なども出ましたが食べるのに夢中の頃で、写真を撮らなきゃと再びカメラを構えたのは、今日の東海林君、トドちゃんのお目当て、「クエ鍋」。昨今、あっちこっちでクエを食べさせる店が多くなりましたが、ほとんどが養殖。水産高校の実習で養殖が可能になったんですってね。ありがたい話ですが、三木のクエは長崎で釣り上げた天然直送物。

 もうお腹がいっぱいというか苦しいというか。お腹を壊して苦しんでいるなんて事実があったのだろうかと思うほどにいただきましたが、まだ、食卓には出ます。シメに、雑炊。先の写真、骨皮筋衛門と老醜の前の器が雑炊です。
 さあ、これで、それぞれがまた新しい出発です。そしてまた、お会いし、あれこれ愚痴を含めて大いに語り合い、おいしいものをいただきましょう。
 オーバー、アビアントゥ。
 あ、そうそう、ぼくの体調を心配して下さった方々に御礼申し上げます。三木での会食を通して、すっかり良くなりました。やれノロウイルスにやられたぞ、やれインフルエンザかもしれないぞ、突然ひどくなることもあるって、だから病院に行ってね、おとうさん、と、ぼくに言わせると脅された(いや、強烈な心配をいただいた)ので、死ぬ前には病院には行くだろうけれど、今は行きたくない、と思っていたぼくとしては、明日は元気そうに職場に出かけることができそうで、ほっとしております。