新学期に向けて

 今週土曜日に日本社会事業大学、来週火曜日に勤務校の授業開始。社事大の授業は「教育の可能性とは何か。その可能性を拓くためにどのような教育方法を開発するか、その原則は何か」を半期の通しテーマとし、当面は「価値観の多様性」の実態とその中での教育事実事例を「知り」、可能性をどのように見いだすか、について考え合う。フランス映画「パリ20区僕たちのクラス」(邦題)の視聴と討議から始める。DVDは明日届く。映画中出てくる多人種・多国籍を理解する必要があるため、世界地図の用意。その他、「パリ」の「棲み分け」についてもきちんと情報として提供しなければならない。映画原題のEntre les mursの意味するところも語る必要があるだろう。
 障害者支援システムが導入される。ぼく自身への支援と学生への支援。
〇午後、丸善営業部(国際関係)のWさんが来室。ぼくのブログの情報からぼくにとって必要であろう資料・文献をチョイスしてリストをつくって持参して下さる。今日は、ブログにアップしたジャマイカ情報から、「ジャマイカの教育」「ジャマイカ方言(Jamaica patois)にかんするドクター論文一覧だった。まあ、驚きです。知りたい情報に迫ることができる幸せ。ジャマイカ方言の論文を注文した。Wさんとの会話で、ぼくがずっと追い求めてきた教育とは、「弱者の視点」であったと改めて知らされた。「弱者」とまでは言えない場合でも、「マイナー」とは言えますな。生活綴り方、ホール・ランゲージ、フレネ教育、パリ・コミューンセガン、そしてジャマイカ。これからどこに進むのだろうか、自分でも分からないけれど、ジャマイカ方言に関するドクター論文1本は読み通したい。
 「筏師」文化のこともあるし、あれやこれや、目移りする「○高」人間。