初めての経験

 授業「教育基礎」Cは今日で6回が終了。ぼくの担当分は終わったことになる。「現代学校」論。フレイレ、フレネを柱に。フレイレでは「エキスタシオン」と「コミュニカシオン」、伝達型と対話型。「近代」と「現代」。現代学校論の実践構造をフレネに。
 授業終了後、M君とMさんが来室。MさんはM君の支援役も兼ねている。過日の「焼き鳥の会」の礼を兼ねて状況報告といったところ。M君が「また食事会をしたい」と言う。もちろんぼくも同意。「教育実習ご苦労さん会を兼ねてやりましょう。」 研究室での談笑の後、Mさんは所用があり帰宅するというので、M君だけを誘って寿司屋う月へ。彼の健啖振りを感嘆して見つめていて、ぼく自身が食べるのを忘れたほど。イヤ、若者がパクパクと食べグビグビと飲む姿を見るのは本当にうれしいこと。Nさんのことばではないが「この若者には日本を託したい」である。食事会の後は池袋まで同行し、別れた。障害者とたった一人で語らい、外歩きでは支援をしたのは、生まれて初めてのこと。「はじめてのお使い」気分である。そして、こうしたことは、いつでもどこでも誰でも行われるといいなぁ、と率直に感じた次第。