久しぶりの女子部屋

 校務関係でごたごた。ぼく自身にゆだねられていた問題の解決で準備室に迷惑を掛けっぱなし。でも、ようやく問題解決。
 「道徳教育の研究A」「教育基礎D」。「道徳教育の研究」は、「道徳」の授業で演技法を導入する、そのシナリオは教師が書く、演技は生徒が行う、という課題に取り組んで第3週。今日は「シナリオの書き方」についてごくごく入門的な指導を行い、後は学生たちのグループ活動にゆだねる。シナリオが演技の細部をも縛るのか、演技がシナリオを自由解釈をするのか、そういう問題があることを示唆した。
 「教育基礎」は、「近代教育」論。コンドルセ教育基本法。いずれも「下からの教育改革」につながる。「上からの教育改革」の縛りを受けているのが我が日本の「指示待ち症候群」であることを語る。「自分たちの問題を自分たちで解決する」(方法、システム、内容とも)という「市民社会論」が根付きにくい。来週は「現代学校」論。
 今日の我が研究室は女性の花が三輪咲いた。一輪は「道徳教育の研究」の授業前時のKさんとの語り。もっぱらぼくのパリの「う゛ぁがぼん」生活について。授業前の過緊張を和らげてくれる大切な時と人である。あと二輪は「教育基礎」後の約1時間。ぼくの「語り」そのものにしっかりと耳を傾けてくださる大切な存在者。