「困った」状態

 今朝は寒かった。冬そのもの。空は「台風一過」だというのにねぇ。
 風邪がいっこうに去って行かない。ゲホンゴホゴホ。電車の中でやるものだから、「弱者席」近辺から、人が皆逃げていく、ただ一人を除いて。その一人とは、短パン素足、壁塗り毛抜き作業女。体も心も風体も寒いなぁ。あんた、どこが「弱者」やねん!
 明日はオープンキャンパス。体調を整えないと、「お客様」に失礼おすえ。その後、「お食事をしながらお話ししたいでーす。」というさるお嬢様のお申し出を受けていたので、その約束履行。ということで、明日も体と心とを休めることができない。日、月、火と3日間、たっぷり休めることに決め、今日、フランス行きに必要な書類、荷物、パソコン、カメラ等を持ち帰るべく、準備。忘れ物のないように。
○登校時、研究棟入り口で、羊さんと遭遇。「おや、お久しぶり。」「先生の後ろ姿を拝見したので、会いに来たのよ。」「それはそれは光栄です。 しばし研究室で談笑。近々台湾にお出かけとか相変わらず活動的なお嬢さん。
○生徒指導の研究の授業の前に、えみさんが顔を出した。フランスでがんばって下さい、とエールをいただいた。Cat Bookmarkもいただき、ぼくの顔は笑みだらけ。そこへ姫さまが、パリから依頼を受けていた品を届けに来て、ソソクサと研究室から去っていった。「今の方が姫さまなのですね。素敵なお方。」と感慨深げなえみさん。「そう、ああいうお人のお力を借りて研究生活を送ることができています。」
○僕の生徒指導の研究の授業内容、聴講学生の声の様子がとても気になるお嬢さんが来室。お嬢さんは3人姉妹の真ん中。ご本人もおねえさんもいじめを受けたが、妹さんへのいじめはひどく、登校拒否に陥ったとのこと。その語りのあたりから涙ぐみ、しばし嗚咽。妹さんに、学校に行かなくなったらさらにいけなくなるから行くようにと、強く登校刺激をしたことを強く悔やんでいるとのこと。お母様は「行けないんだったら行かなくていい」旨を妹さんに語っていたというから、ぼくは、「ちょうどあなたがいわば強い正義感をうちに育てつつあった時だからね」と言葉を補いつつ、お母様の態度があったことを前提にして、「決して今のあなたが過去のあなたを裁く必要はないと思いますよ。」と話をした。その時、貴婦人が顔を出し、「あら、また女学生を泣かせているのね」。「美しい涙ですよ。」
○帰路携帯がブルブル。採用試験合格の知らせ、ラブリーちゃん。よかったですね―。