ありがたい

◎K先生、Y先生、N先生にセガン生誕200周年記念シンポジウムの報告を載せた『セガン研究報』をお送りしたところ、次のようなメッセージを頂戴した。もったいない、ありがたい。
K先生「セガン研究報、ありがとうございます。拝読しました。シンポジウムの様子、川口先生の発表、川口先生の発表の感想、そして川口先生のセガン研究の区切りとなったこと、が分かりました。川口先生の報告の中で、シンポジウムのパンフレットの誤りの指摘部分が、川口先生の調査・研究の大きな成果の一つであり、実証主義に基づく誇りの表れる、最高な場面であったように読みました。報告の感想として、最高の報告、セガンの実像、世界のセガンになった、とあったとのこと、川口先生にとって何よりの言葉であったことでしょう。」
Y先生「200年祭の貴報告と当日の模様、まるで我ことのようにうれしく拝見しました。貴兄の研究に見るあくなき探究心と底に流れる人類愛と子どもの発達にかけるねがいが名通訳を通じて、そして何よりも実証の結果によって、その道の第一人者にも会衆の一人一人にも掛け値なく感動を呼び起こしたものと思われます。帰りの飛行機のなかでもしみじみと感慨にふけられたことであろうかと。快挙でしたね。」
N先生「不勉強で詳しいことはぼくにはわかりませんが、十年にわたる丁寧な研究成果を本場で発表できただけでなく、未知の部分を初めて明らかにしたとして正当に評価された由、すばらしかったですね。先生のお仕事の最後を飾る舞台となったこと,心からお慶び申し上げます。」
◎時差ボケなどと言ってられない今日。久しぶりの『エミール』ゼミ(自主ゼミ)。今日はぼくのフランス報告にさせていただいた。
◎進路・生活を確かなものにと願う二人のお嬢さんの相談を受ける。
◎「頑張る」という言葉では人を動かせませんよ、具体的な方策を立ててね。
◎もう一人のお嬢さんが「1時間後に研究室に顔を出す」と連絡あり。数ヶ月ぶりだし、東京都の教員採用試験に合格したしで、お越しをお待ちした。電車のトラブルに巻き込まれ出おいでいただいたのはかなり遅くなってからだが、お会いしてよかった。教育生活に対する将来的希望・展望、ご自身の人生の具体的展開についてご報告いただいた。もう、人生春まっただ中。いいなぁ。
丸善の綿谷さんが顔見せされたので、フランス土産と拙著とを差し上げた。本屋さんに本を差し上げるってのも変ですね。
若い女性の来室波間に新鮮男性N君が顔を出す。授業に対する厳しい、しかし暖かい批判(疑問)を出していただいた。こういう関係がぼくは好きなのです。建設的批判ね。N君と人生春まっただ中のお嬢さんと3人で「祝いの会食」、お寿司屋さんう月にて。
◎明日の授業の準備も大慌て。何とか資料を作り終えましたが、プリントアウトと授業の展開構想は明朝に回されました。
◎しかし、明後日の授業「現代学入門」をいかにとやせん。コーディネーターの先生から「川口先生は大丈夫でしょうね。」との念押しが事務室にあったとか。「大丈夫じゃありません、とお答えください。」と言ったけど、「大丈夫です、と申し上げておきます」と返されてしまった。トホホ。