フランク永井を突如思いだした。そしてぼくの唇から「君恋し」のリズムが囁き出す。
宵闇〜 せまれば〜 悩みは〜 涯なし〜
ただしここまで。後は忘れた。
宵闇が迫らなくても、悩みは 不快、ちゃう、深くはてがない。こういうのを、悩みが深遠である、というんだろうなぁ、近代における古典文学では。
難しい問題がドンと居座った。解決方の先は不透明。しかし、ただほおって置くわけにはいかない。「疲れ」は心身ともに強い。
さあ、笑い飛ばして人生を生き抜こう。こういう時に唇から迸るのは植木等がいいかな。「すいすいすーだらだっだすらすらすいのすい〜すいーのすーだらだったすらすらすいのすい〜」っと。