どこまで公にしていいか分からないけれど、書かずにはおられない

 先日来、ある相談をメールで受けている。それは昨日来たメールで理解できる。正直、ぼくは泣いた、しかしどうにもできないぼくが悔しかった。でも、それ以上に苦しみ抜いているのが相談者だ。
「(助言を)ありがとうございました。
 今日は泣きながら帰ったので、直接ではないにしてもメールで聞いてもらえてうれしい気持ちでいっぱいです。
 ゼミで演劇をやるのではなく、大学で演劇公演があるので、そのスタッフをゼミが担当するのです。お昼休みには、チケット販売をしたり客寄せのアナウンスの録音など、事前の活動は私もしたのですが、STAFFの欄に私の名前だけがありませんでした。*日が公演当日なのですが、お客さんの誘導ではなくても、裏方作業などは私にも出来ることを伝えに行ったのですが、断られてしまいました。
 公演に関わるゼミのメンバーは、明るい子たちが多いのですが、私は発表の時に喋り方を笑われたりしたので、いまはあまり好きになれません。
 先生は、私がおとなしいから心の病気だと思っているようで、以前から「今学期中に心療内科に行かないならゼミを辞めてもらう」、「行ったら証拠として、病名がなくても診断書を提出してほしい。そうしないと嘘かもしれないから」と言われていました。最初に、「心療内科に行ってきなさい」と言われたときに断ったのですが、「心療内科に行かないならゼミやめてもらう」と言われたので、断れなくて「行く」と、とりあえずその場を切り抜けたくて言ってしまったんです。
心療内科の証明書があれば、こころの病気の子がゼミの代わりに履修するコースがあって、そこに移動させることができる(ゼミ除籍))
 私は、卒論も大学生なので書いてみたいし大学院にも興味があって、卒論がないと困ることも出てくるので続けたいです。
(教授にそれを伝えたら、「他の大学に入りなおして書けば?」ということを言われましたが現実的に無理です。)
 それに、分野としては好きな分野です。
 だけど、教授からは「どうしてゼミにしがみついてるの?アカデミックコース行けば?」と表現は違うものの度々言われます。」
 教員主導によるいじめ、パワハラアカハラ。ぼくがこの相談者にできることは何だろう。大学人として義憤に駆られるが、行動に移すのにも大きな制約が伴う。相談者自らが所属する大学の「人権委員会」に訴えることが一番の方法かもしれないが、そのことが必ずしも相談者の利益に繋がるという保証はない。