姫さまの誕生祝いの1日

 今日は6月5日に誕生日を迎えられた姫さまの誕生祝い。トドちゃんは身体の調子が思わしくないので欠席。姫さまは3人が久しぶりに顔を合わせると楽しみにしておられたので、少し落胆の様子。お相手に不足はございましょうが、ご辛抱下さいませ。
 浅草の「歴史めぐり」を人力車花鳥風月さんにお願いする。話術(発話技術ならびに話の運び方)の巧みさに姫さまはしきりに感嘆し、折に触れ突っ込みも入れておられた。今日は落語の一席をサービス。人力車から大きな笑いと拍手が起こるので、道行く人たちは振り返り、あるいは立ち止まり、こちらを見つめるほど。併せて、今回は観光客のカメラの被写体にしきりに選ばれた。アメリカ人のご婦人お二人は我々をバックにしてカメラに収まる有様。人力車及び車夫そのものに風格があるからだろう。

 写真は車夫による落語の一席表情。
 車夫と記念写真。それにしてもこの腹、何とかせにゃならんぞな。

 その後は隅田川遊覧。船中、今夏のパリ研修旅行についておおよその見通しの確認。その際、僕が未経験のセーヌ川遊覧を入れ込もうということになった。
 浜松町に出て有楽町へ。産地ものの店に寄り幾つかの買い物。トドちゃんへのお土産は鰹の酒盗など.これを肴にしてお元気になって頂きたいと切に願う。
 晩餐は瀬里奈(銀座店)にて、蟹、牛しゃぶなど。姫さまは牛しゃぶは初めてだとか。僕も数回目だから、さして違いはない。お腹いっぱい。明日からの活力をいただいた、姫さまのお祝いなのに。
 「奥様とは、どこに、何に惹かれて、結婚なさったのですか?」
 姫さまのこの問いは、姫さまが今結婚を決めようとなさっているお相手の「最終的な見定め方」を得ようしているのだろうと感じた。
「どこが?というのはないですね。人格丸ごと。それは、僕が現在、親しくさせて頂いている方々全てに、どこが、というのがないのと同じですね。」
 姫さまとこんな会話は初めて。